2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

WE DON’T NEED RULER 170331

WE DON’T NEED RULER 170331 社会的に押し付けられるルールは 民主制を損ねる しかし法支配は 気付きの冒険に欠かせないモノでもある 民主主義は与えられて成立つものではなく 自ら発見して創造するものであるから 体験なしに所有と競争の環境を卒業で…

描き始めたのだろうシリーズ物

ふしぎな木の実の料理法 岡田淳 理論社 こそあどの森の物語 よくよく考え抜かれた上で 描き始めたのだろうシリーズ物 童話のプロローグ 第一話である 自閉症気味の主人公であるスキッパー 彼は《こそあど》と呼ばれる森に住む 一人静かに博物的な本を読んで…

夫のちんぽが入らない こだま 扶桑社

夫のちんぽが入らない こだま 扶桑社 小説もドキュメントも事実を凌駕できない 表現活動は現実を俯瞰できない 今起こっている現象は過去のすべてを 超えている新たな何かである ヒラメキによる確信はその実体のすべてである 何事も同じだけれども この本を語…

エサウ フィリップ・カー 徳間書店

エサウ フィリップ・カー 徳間書店 封印された神の子 このサブタイトルは最後の最後になって理解できた 理想的な成長を遂げた人間集団を個々に見ることができるが 今の社会状況では望み薄である 最も意識状のクーデターは一瞬に目が覚めるものだと確信するが…

◎選ぶと受け入れるの両立 170328

◎選ぶと受け入れるの両立 170328 お互い同士に相手を選ぶことが可能となるのは 一方的な情が一致した瞬間のみであるから 選べないすれ違いの片思いの方が圧倒的に多くなる そこで起こるのが相対関係による必要悪を受け入れる パラドキシカルな愛という…

◎歩み 170328

◎歩み 170328 ひらめきを現場におろして 形にしていくのが生命体の仕事

◎必要悪 170327

◎必要悪 170327 この世は無限性を中心とした有限界であり 私達の暮しは常に一人ひとり全員の幸福度を より高めていくプロセスであり過渡期にある こうした中での社会システムは基本として 善の方向に進みつつも十分でありえないのである 反面教師的な…

倭人への道 中橋孝博 吉川弘文館

倭人への道 中橋孝博 吉川弘文館 人骨の謎を追って 例えば人間はイブと名付けられたアフリカに端を発する 一人の母から地球中に広がったという ミトコンドリア遺伝子の説にしろ 同時多発的に生まれたという説にしろ 人間の原点が後向きな損得ではなく 前向き…

五感の落とし穴 170326

五感の落とし穴 170326 具象的にとらえる五感のわかり易さ 物事を固定的に測量できる共有性に 虜になってしまった人間の知識欲が つくりだした言語は有限的で競争心を煽る 嘘と秘密を秘めた白黒五分五分の世界である この有限界に迷い込んで行き場のな…

愉しめている姿は美しい 170325

愉しめている姿は美しい 170325 この世の相対関係にある心と肉体 あるいは精神性と物質性のどちらへ意識が向いているかという 民度のバランスによって愉しく美しい生き方と 苦しく醜い生き方と生命力に欠けた影の薄い生き方とがある 美しいとは互いの…

◎衣食住に体力と気力 170324

◎衣食住に体力と気力 170324 生命体がその目的を果たすために必要な手段となるのは 衣食住にとどまらず体力と気力という健康体の維持である この五つの要素のどれが欠けても 自分がどこから来て何をしどこへ向かうのかという 問いと答えを模索する流れ…

僧侶と哲学者 フランソワ・ルベル マウチリガール 新評論

僧侶と哲学者 フランソワ・ルベル マウチリガール 新評論 チベット仏教をめぐる対話 元哲学者で今政治評論家と評される父親 彼をリスペクトして育って生物学者で成功しながら すべてを捨ててチベット仏教に飛び込んだ息子の対談である この二人の知識量もさ…

◎全体か部分か・卵か鶏か 170322

◎全体か部分か・卵か鶏か 170322 全体である社会という仕組が完璧ならば 社会を構成する部分である一人ひとりも おのずと完璧になるのか? それとも 部分が先に悟ることで全体の仕組を 工夫して育て上げることができるのか? この答えはどちらでもない…

◎一成る普遍性と留まる事のない相対性 1703021

◎一成る普遍性と留まる事のない相対性 1703021 無い物ねだりのパラダイスという普遍性を求めれば 独裁か全体主義による対立と競争原理が働き 嘘と秘密が蔓延して物欲に走り所有権を主張するために 破壊と戦争のよって共食いしながら奪い合うことにし…

ゼロを目指す 170321

ゼロを目指す 170321 この相対の世に無限であるゼロは存在し得ないけれど 振り子の頂点のように一瞬の解放で 集合意識を垣間見ることができる だからこそ そこに住む私たちは誰しもゼロを目的として目指している この旅は永遠にたどり着くことにない冒…

◎暴力の発生 170321

◎暴力の発生 170321 相対する摩擦の関係において お互いの選択と納得のない自分本意な出合いを求めて 相手を自分の一部部ととらえられずに対立し 一方通行の状態で相手のオーラに侵入し 侵略して略奪する行為を理不尽な暴力と呼ぶ 又傍観者も暴力を幇…

オーラは発光現象なのか? 170321

オーラは発光現象なのか? 170321 暗闇の中ではオーラを見れないのだろうか オーラは五感の一つである視覚のみしか受け付けないのか 人間が感じる範囲の熱もなく摩擦もなく匂いも音もなく 唯一視覚に対して発光しているのか反射しているのか どうやら…

相乗効果と共食い 170321

相乗効果と共食い 170321 競争原理は嘘と秘密で成り立ち 対立の関係で永遠の共食いに陥り 終わりのない堂々巡りの 不安恐怖に追い立てられる それに対して似て非なる信頼関係の 切磋琢磨はお互いの意識を磨き出す 相乗効果で目的を発見して未来を開く …

貧困なき世界 ジャスティン・リン 東洋経済新報社

貧困なき世界 ジャスティン・リン 東洋経済新報社 途上国初の世銀チーフエコノミストの挑戦 混沌の時代の台湾に生まれ 混沌からの脱出を体験し 中国に渡って同じ種類の体験をすることと合わせて 台湾の大学卒業の後北京大学で修士号を取得し シカゴ大学で博…

トイレ 屎尿下水研究会 ミネルヴァ書房

トイレ 屎尿下水研究会 ミネルヴァ書房 江戸のまちは循環型のエコシティーだった トイレから見るニホンの文化と歴史 人間が街を構成して大きな社会を作るほど 自然界全体の流れによる自然循環から外れてしまい ゴミや屎尿の処理を人工的に工夫しなければなら…

◎ベーシックインカムの実施プラン 170315

◎ベーシックインカムの実施プラン 170315 BIを日本語に翻訳するならば 《無条件基本生涯年金制度》でどうだろうか 揺りかごから墓場まで お互いの暮らしを保証し合う 現状のニホンでは多くの専門家によって 予算等の考慮と推量で5〜8万円が妥当だと…

円の中心と振り子 170315

円の中心と振り子 170315 ブランコや振り子は円や球から 弧を切り取った状態にある 振り子の支点はその元となる円全体の 中心に当たる無限環境にある つまり振り子の頂点と見なされる 折り返し地点は外力によって変化し続けるもので 人間で言うところ…

フェリックスの手紙〈7〉世界の子どもに会いにいく アネッテランゲル ブロンズ新社

フェリックスの手紙〈7〉世界の子どもに会いにいく アネッテランゲル ブロンズ新社 大事なヌイグルミがヨットから落ちてからの 放浪の旅を通して多様な世界を紹介していく とても楽しい本だけれども 残念なことにユダヤ教という一つだけを持ち込んだのは間違…

◎苦は反面教師として必要悪なのか 170314

◎苦は反面教師として必要悪なのか 170314 もしこの世が相対する摩擦によって気付きを得 真理の悟りに向かう場であるならば それが他力によるものであれ自力によるものであれ 暴力が一掃された社会に悟りへの道は残されているのだろうか? そそのかされ…

三すくみ 170311

三すくみ 170311 調和はお互いの自在性の中における出合いの状態であって 寄り添う依存の関係でもなく不動の状態でもなく 余分なりきみを捨てて自律を目指す満たされた瞬間にあること 過去に執着したり未来に望みをつないだモノではない 息を殺した三…

◎自分意識 170309

◎自分意識 170309 他を意識するから対立が起こり 利己的な自分意識が生まれる 出合いで選択した相手は他でもあり 自分を確認するためのカガミともなる 出合いを押し付けられたと感じている時には 相手が他の存在であり 出合いに参加できていると感じて…

◎ベーシックインカムの次に来るモノ 170309

◎ベーシックインカムの次に来るモノ 170309 全てを対等とする自由自在な民主主義を求めながらも 金融という依存と物欲だけの競争世界から 抜け出せずにいた人類が やっと見つけ出したベーシックインカム制度は 物欲の迷路から意識を伴う環境へと飛躍す…

すべてを可能にする数学脳のつくり方 苫米地英人 ビジネス社

すべてを可能にする数学脳のつくり方 苫米地英人 ビジネス社 この本で著者が目指すものは 地球市民の開眼だろうか 間接的な意識革命へのイザナイのようでもある それはそれとして 数学脳的ものの見方はオモシロイに尽きる 数学言語は嘘をつかない 解釈の違い…

見てる知ってる考えてる 中島芭旺 サンマーク出版

見てる知ってる考えてる 中島芭旺 サンマーク出版 哲学的な自己啓発本と言われる 10才の子がブログで書いた詩 確かに言葉も文書的だったりして その中途半端さが面白く これから思春期を向かえて 競争社会の価値観の中で自分をどう育てて行けるか そこにこ…

アイヌと縄文 瀬川拓郎 ちくま

アイヌと縄文 瀬川拓郎 ちくま 同じ縄文人を祖先に持つからと言って 2千年以上も異なる歴史を歩んできた私たちは 互いに補い合う精神的な文化を選んだアイヌと 権利を主張し合い知識による文明を目指す弥生文化を選んだ本土人を 同一視することはできない …