2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

皇帝ティートの慈悲 モーツアルト オペラ

皇帝ティートの慈悲 モーツアルト オペラ これも宝塚のように一部分で女を男役で使うオペラ歌舞伎も阿国歌舞伎が始まりで今では能のように男だけの舞台を作り上げた何故世界中にわざわざ男女を入れ替えた舞台表現が多々あるのだろうか?ボーイソプラノへの執…

セルセ ヘンデル ドイツオペラ

セルセ ヘンデル ドイツオペラ 指揮棒を使わずチェンバロを弾く指揮者 ソプラノに変成した男性歌手が 主役のペルシャ王を演ずる喜歌劇? 魅力のある歌手は片思いで終わる妹役一人

縄張りと棲み分け 180226

縄張りと棲み分け 180226 自然界の生き物はお互いを尊重して棲み分け 食物連鎖の流れに乗って循環している しかるに 体験の蓄積によって知恵を得た人間だけが 欲をかいて視野を狭ばめ縄張りで囲み 所有欲に迷い込み奪い合いに興じている この狭き目か…

有と無のハザマ 180226

有と無のハザマ 180226 あるでもない無いでもない領域となるハザマこそが 無限の環境 それは有限界の外でもないしそのものでもなく そのハザマにあるゼロ点に見え隠れしている 揺れる振り子の折り返し地点のことでないだろうか トンネルの中は空と呼ば…

愛の妙薬 ドニゼッティ イタリアオペラ

愛の妙薬 ドニゼッティ イタリアオペラ 135分喜歌劇オペラ・ブッファ この惚れ薬売りは この村に居着いてしまうのだろうか? ボルドーでなくイタリアのワインを作って 妙薬のブランドで売り出せば成功するだろう オーケストラも指揮者も観客も巻き込んで …

オーケストラの美意識 180224 全員が指揮棒に集中して 忠実に技を披露する大軍団 けして個々の解釈による表現を許さず 同じ楽器がたくさん並んでも 機械仕掛けの兵隊のように崩れることもないし 荘厳である 正に一神教の世界 指揮者の答えが絶対であり…

リゴレット ヴェルディ イタリアオペラ

リゴレット ヴェルディ イタリアオペラ 129分 劇場はスペインのバルセロナ 渡り歩いているセムシの道化と その可憐な娘が権力に弄ばれる悲惨な話 実在のフランス王の女狂いを 描い台本なので許可が降りずに 苦労の結果大成功をおさめてたというが 日本では馴…

フェデリオ ベートーヴェン ドイツオペラ

フェデリオ ベートーヴェン ドイツオペラ 128分 指揮棒を持たない指揮者の表現力が まるでベートーヴェンのようでいい感じ 全く知らないオペラだった 政治犯で所長の虐待を密航して捕まった夫を 救い出すために男装し 看守として監獄に潜り込む ベートー…

トゥーランドット プッチーニ オペラ

トゥーランドット プッチーニ オペラ 154分 プッチーニの未完成作品 舞台は北京の紫禁城公園仮設舞台 演出は中国人でイタリア・オペラ 人もお金も舞台も どれだけつぎ込んだのか! 信じられないほどの贅沢振り トゥーランドット姫役は 少々無理がある歳だ…

北欧 木の家具と建築の知恵 長谷川清之

北欧 木の家具と建築の知恵 長谷川清之 貧しさが生み出した知恵 素朴さの中に盛り込まれた工夫 北欧独特の寒さの厳しさによる 自然を共有する堅実さが創り出す用の美意識 工業化社会の物的な合理化に 埋没する現代社会において 質実剛健な手のぬくもりが 改…

マノン・レスコー プッチーニ イタリアオペラ

マノン・レスコー プッチーニ イタリアオペラ 17才の見目麗しい憂いを持った娘が 親と兄に翻弄されていく 弱くも依存心の強い人間の物語である 魔性の女マノンが求める安息の地とは 静も動も 場も時も 無も有も 愛も情も 正義も憎悪も あれもこれも すべて…

◎道具としての奴隷 180219

◎道具としての奴隷 180219 手にしたモノを大切に扱うか 粗末に使い捨てるかは使い手次第だけれども その使い手そのものの信頼を得られるかどうかの 分かれ目でもある 奴隷という道具を確保してこその ギリシャ的民主制度が成り立ち 哲学や数学を始めと…

本物の多様性 180219 唯一の答えは搾取のための依存心をクスグル 扇動的なプロパガンダでしかない 本物は常に今を踏切台として飛び火する 発展的なプロセスの状態にある 保守性とは後ろ向きの利己的な過去を保つために より大きな可能性を捨てることで…

◎慈悲と驕り 180219

◎慈悲と驕り 180219 全体観を持った無限感による慈悲と 視野の狭い部分感による慈善 平家の慈悲が単に驕りであったから 復讐心による源平合戦がもたらされた 徹底した慈悲を維持できるならば 調和の関係を継続できるだろうが 至らぬ人間が故にその公共…

ホフマン物語 オッフェンバック オペラ

ホフマン物語 オッフェンバック オペラ 150分 詩人ホフマンが酒に溺れて 愛の辛い遍歴を語る中で つきまとう友人の存在が今一つわからないが 最後の失恋でホフマンが崩れる中 ミューズとなって詩作の道へと導くところで終わる 最初の哲学者と人形作家によ…

後宮からの逃走 モーツアルト オペラ

後宮からの逃走 モーツアルト オペラ オペラには何がしかの哲学が盛り込まれている オペラだけでなくコメディーにも童話にも 言えることだ これもギリシャ文化の影響だろうか この物語も スペインの貴族がトルコの捕虜になり 宿敵だと判明し処刑を覚悟するが…

メリー・ウィドウ レハール オペレッタ

メリー・ウィドウ レハール オペレッタ 湖上の出島で音楽祭におけるウインナオペレッタ コメディアンかと思えるほどの 芸打者の二人が舞台を盛り上げる パリを舞台とするカンカンあり舞踏会ありの たのしいエンターテイメント 大金持ちの未亡人を巡って 国お…

有り得ない目標なしの人生 180217

有り得ない目標なしの人生 180217 達成されることのない絶対の目標が 心の支えとして人生にも社会にも必須 この絶対の目指すべき目的とは 信ずるに値する精神性である それを神と呼ぼうが進歩と呼ぼうが 大自然ととらえようが誰もが信頼できれば良いの…

◎無条件の信頼 180216

◎無条件の信頼 180216 すでに保証がある所には 無条件の信頼の必要などないのだから 即物的な判断だけで得るのは依存と甘えで 信頼を得ることはできない お互いの心が見えない不確定な関係の中で 信頼が求められ生まれるのである そこに深く広い洞察力…

コシ・ファン・トゥッテ モーツァルト オペラ

コシ・ファン・トゥッテ モーツァルト オペラ イタリア・オペラ185分 初めて見る作品 浮気と本気と 前後の掛け引きと正直な本邦と 全ては裏腹と言う哲学 喜劇三部作 フィガロの結婚 ドン・ジョヴァンニ コシ・ファン・トゥッテ この中で最も光っていうの…

ドン・カルロス ヴェルディ オペラ 

ドン・カルロス ヴェルディ オペラ 5幕4時間に上る長編のドラマを 飽きることなく惹き付ける演出に魅せられる 全登場人物が主役であってもおかしくない 配役もすごいし 何よりも500年前の実話を 今に蘇らせた舞台装置や衣装の素晴らしさ 白と黒のシンプ…

正義と物欲 180215

正義と物欲 180215 個人的な強欲は独占的所有を求め 食物連鎖とすみ分けという 正義である大自然の法則に逆らい 利権を合法化して地球丸ごと 侵略し占拠しようとする この理不尽な暴力を不正義と言う 人間は知識と余剰生産物を得る事によって 縄張りを…

◎権利から正義へ 180214

◎権利から正義へ 180214 民主主義とは究極を目指すもので 正義を主張する分 権利を放棄するものである 地球規模の全体を視野に入れ 地域から行動し実行すると同時に 地域から生まれる正義の発想を 世界規模で持ち寄り咀嚼していくことでもある 主権在…

トスカ プッチーニ オペラ

トスカ プッチーニ オペラ 円形野外大劇場を舞台にしたオペラも多くあるけれど その分声を張り上げキメの細かさに欠けることになる そんな中で聴き応えがあるのはトスカかもしれない まるで歌舞伎の見得を切るのも等しいアリアも 大劇場なればこそなのだろう…

◎建前民主主義からの脱皮 180213

◎建前民主主義からの脱皮 180213 奴隷を従えた民主主義 植民地を踏み台にした民主主義 軍隊などの暴力に支えられた民主主義 牢屋と法律に裏打ちされた組織的な民主主義 利己的な官僚組織に委託する代替え民主主義 何らかの力に依存する縄張り民主主義 …

ドン・ジョヴァンニ モーツァルト オペラ

ドン・ジョヴァンニ モーツァルト オペラ イタリア・オペラ ドンファンでお馴染みの女たらしの王をめぐる ドタバタ物語 誘惑しそこねた娘の父親であり 上司でもある騎士団長を殺してしまうところから 物語が始まる 最後はその騎士団長の霊からの誘いを受けて…

他力本願 180211

他力本願 180211 代償をを求める所に愛はない 祈るの本音がねだるであっては元も子もない 出合いは搾取や依存を選ぶ場でなく お互いの解放による切磋琢磨でこそ 学びによって相乗効果を生み出すことができる 所詮所有という侵略行為に 正義も喜びも信…

こおもり ヨハン・シュトラウス2世 オペレッタ

こおもり ヨハン・シュトラウス2世 オペレッタ 娯楽作品 バレイに歌謡曲に道化の大道芸と 何でもありの仮装舞踏会が舞台 ドイツオペラだけれども英語にフランス語に 日本語まで飛び出す乱痴気騒ぎで ハッピーエンド アズナブールの特別出演もあり ヨーロッ…

アイーダ ヴェルディ オペラ

アイーダ ヴェルディ オペラ 背景も人数も会場も規模が大きく ローマの野外競技場を舞台にした 壮大なオペラだけに 歌手も力尽くで歌い上げる力量を必要とし 大きな双眼鏡が無ければ見えない 機微に欠けるところがあります ストーリーも有史以来の人間が作り…

ばらの騎士 リヒャルト・シュトラウス

ばらの騎士 リヒャルト・シュトラウス 狂言の如き趣を織り込んだ ドイツオペラの傑作なんだけれど イタリアオペラのようにおどけきれず 無骨に真面目が除く 男社会の愚かさを笑いにして 愛と情が絡むハッピーエンドの娯楽趣向 三度結婚説を唱えるが如くのス…