目指す目的と手段  220125

目指す目的と手段  220125
 
生命体が子どもを産み育てることは
目的なのか手段なのか?
人は日々一刻一刻何を目指して判断を下し
過ごしているのか?
赤児は何を求めて泣きもがき
満たされては寝て
起きては届く限り空を探り求めるのか?
あなたは何に満たされて喜びを感じ
何を追い求めて今を選んでいるのか?
 
五感に触れる
手近なモノで妥協していないか?
それは人生をかけるだけのモノなのか?
それで心から満たされることができるか?
 
人が最も欲しいものは
信頼関係にある調和の瞬間ではないのか!
切磋琢磨で出合う気づきの喜びではないのか!
それはエネルギーであり美であり愛であり
慈悲であり利他心であり
真理に対する気付きなのではないのか?
その他の重さや摩擦を持つ形あるモノは
手にするそばからはかなくうつろう
有って無い存在で足がかかりにすらならない
 
衣食住の確保は
生きるに無くてはならないけれども
考える葦とも言われて来た人間にとって
活きる目的に足るだろうか?
姿形を持った物質は命を支える手段や
行動を助ける便利な道具として
とらえるべきなのではないか?
 

前向き 220123

前向き 220123
 
善悪などの社会性に関係なく
自主的に行動することを前向きという
そこには結果として不純物が少なく
透明度が高く自然体の振る舞いがあり
信頼と調和を目指し切磋琢磨を楽しむ
利他的な集いによる相乗効果が起こるが
そのユルさに甘んじて停滞してしまうと
なまぬるくなった湯から出られなくなる
 
逆に行動の伴わない有言不履行や
依存による他力本願を後ろ向きという
そこには身を隠した不透明な思惑があり
搾取や支配や詐欺的な要素が隠され
疑いと対立による競争原理を取り込み
漁夫の利を求める利己的な所有を
可能にする権力構造が仕組まれ
お互いをムシバム苦しい下克上に陥る
 

集うことの意味  220123

集うことの意味  220123
 
個々が出合うことから
家族関係と友人関係が発生し
親族と仲間による関係へとつながり
地域社会を生み出す
この小が大を生み出す流れを支えているのは
より合理的な生産力であるが
過剰すぎる余剰生産を可能にしてしまうと
それに依存しようと利己的な所有欲につまずく
人数が増える大きな関係ほど
ゆるく薄いつながりとなる自然に逆らって
依存心という小利口で目先に溺れた
邪神が芽生えて搾取支配を模索し
大が小を管理する逆流の社会に執着しだす
この陰に不安を感じる身は馬鹿力を発揮し
粘り強い負の努力を重ねて矛盾を生み出す
この正と負の二面性こそが「反面教師」となり
真理へと向かう気付きと成長の場となる

エネルギー  220122

エネルギー  220122
 
学び考え遊び狩をして食べては旅に出る
喧嘩をして身づくろい
巣を作り恋をして子育てをするのに
費やすエネルギーは相当なものだ
それにひきかえ
小鳥が取り入れるエネルギーは
小さな虫に落ち穂拾い
これで収支の計算が合うのだろうか?
自然界は不思議なことばかりだ

灯台下暗し  220122

灯台下暗し  220122
 
うわさという遠くの明かりに誘われて
競争世界に取り込まれ
周りの様子ばかりが気になり足元を見失う
その暗がりに手足がすくみ
不安恐怖が背中に張り付き
パニックで支離滅裂
溺れたものはマッチポンプの罠にハマる

表現世界の情と愛  220121

表現世界の情と愛  220121
 
情の濃い表現は洗脳性が強く
人や社会を迷わす
特に歴史の一部を切り取って
善悪を盛り込んだエンタメは怖い
無意識にしろ意図的にしろ
まるで事実のような作り事を
植え付けることができるのだから
受け手は低いレベルの娯楽性に
騙されないだけの
視野の広い意識の高さを必要とする
 
コトの前後左右に高さ深さを見落として
一部を切り取った事実は事実ではないと
肝に命じた上で
作品と呼ばれる表現物を
受け取れなければ踊らされてしまう
 
愛の表現は抽象度が高く
形として表し切れるものではないが
目指している過程を切り取って
表現することはできる
入れ子になった一部分も全体の写しであり
その調和の美を垣間見ることができるだろう

日本人の死生観  立川昭二  筑摩書房

 

 

日本人の死生観  立川昭二  筑摩書房

文学史を学び北里大学と言う医者の環境に身を置き
死や老いに関する哲学を覗き見た人なのか?
西行の死生観に始まり鴨長明吉田兼好松尾芭蕉
最後に良寛へと12人の詩読みと生き様を通して
ニホンに根付いてきた死生観を掘り起こすと同時に
現代人の死生観と比較して見るために
自らアンケートを集めて分析する

この極東列島と言う吹き溜まりである
有史以前からの多民族国家でありながら
あるいはだからこそ生まれた
執着のないあの世とこの世を行き交う
根深くも静かな死生観を生み出したのだろうか

死の恐怖というよりも
流れに参加する旅の冒険で
知ることの楽しみを分かち合う
悟でもなく迷うでもない有って無い無手勝流の
満たされ感に浸る心地よさ