◎衣食住に体力と気力 170324

◎衣食住に体力と気力 170324
 
生命体がその目的を果たすために必要な手段となるのは
衣食住にとどまらず体力と気力という健康体の維持である
この五つの要素のどれが欠けても
自分がどこから来て何をしどこへ向かうのかという
問いと答えを模索する流れの飽くなき探究が滞ることになる
 
相対を基本とするこの摩擦界では
刻々と出合う二者択一の冒険を通して知識を得
それを咀嚼することで俯瞰による知恵と意識へとつなげていく
目的の全てを支えているのが衣食住に体力と気力の
物的経済を受け持つ五つであり
集いによる補い合いが切磋琢磨による相乗効果と
不慮の事故を支えてくれる合理性と効率性である
 
知識がこの物質的合理性に気付いた時
より大きな利益に甘んじようと利己的に企み
信頼関係による集いを担保に大型の組織へと邁進し
その結果として得たのが
対立と競争心をもたらす縄張りシステムに陥ることであった
 
暴力と財力と知力による損得勘定が人々を誘惑し続け
地球という一つのパイに群がる共食いでしかない
利権の争奪戦が続いてきた
 
もとを正せば個々の生命が生まれながらに持つ
大地のフトコロであり母のオッパイを盗み合うという
貧相な無理心中にほかならない
そろそろ地球丸ごと飲み尽くしているという
知識に依存する自殺行為に気付いて勇気を出し
意識の成長目指して迷い込んだ袋小路を
飛び越えなければならない土壇場に来ているようである