2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ウイルスと他者の世紀 日向あき子 中央法規

ウイルスと他者の世紀 日向あき子 中央法規 思いがけない拾い物をした この本は図書館の廃棄の山から 気まぐれに手にとってきた本だ ちなみにこの本を借りた人はいなかったらしい シオリのヒモが織り込まれた状態のままだった 多分このタイトルが鈍直な私達…

自己と他者=あなたとわたし 151127

自己と他者=あなたとわたし 151127 すべての存在は当事者であると同時に観察者でもあり 選択し合って相対する同士もお互いを観察する者であると同時に それが自分の今を反射している鏡という当事者でもある したがってその相手は自分と対立する者では…

変化 151125

変化 151125 飽和点でもあるバランス点こそ 変化の要でありターニングポイントである どんな波動もこの変化を重ねることで 方向を示し全体を描き出し続けて行く 穏やかで大きな波はざっくりと全体像を示し 繊細で小さな波はより多くの変化と共に 部分…

名前と意味 151125

名前と意味 151125 嘘の入るスキマのないイメージで繋がる確かな情報と 約束事の名前で繋がる建前の情報 どちらかといえば当てにならないのは名前のほうだろう 他の出合いはどうあろうとも 少なからず自分で感じ取った相手なのだから その瞬間のイメー…

死という旅立ち 151125

死という旅立ち 151125 物事の選択には今を納得ずくで冒険へと旅立つ者もいれば 思いを膨らませた夢へと向かって巣立つ者もいる あるいは外力に関わった挙句の家出もあるし 血迷った外力の理不尽さに遣り場がなくなっての自殺や 可愛さ余っての他殺や…

我慢に陥らないために 151125

我慢に陥らないために 151125 何かを守ろうと言う弱みが我慢の種になる 我慢の芽が小さい内に摘み取るにはどうすれば良いのか 小さい内に目ざとく見つけ出さなければならない 見の破滅を招くだろう守るべき矛盾したモノとはどんなものだろうか 命だと…

無茶も茶 箕 進 淡交社

無茶も茶 箕 進 淡交社もう少し中身のなるものかと思って手にとったけれども道具屋が茶の道具を通して当時の数寄者と自負する財界人と巡り合い欲で駆け引きしている中で権力の内側にいるような錯覚を覚えていくという盲目なる独り言であるように思えた

ペルーからの便り 青木盛久 学生社 貧しいから故のゲリラによる大使館人質事件という古い話だ当時の大使が赴任から遡って書き綴ったペルーの実情と歴史と文化の情報と共に橋本政権時代に起こった人質事件の回顧録である 読みやすいし知らなかった一面を見せ…

清と濁を睨んで人生を選ぶ 151123

清と濁を睨んで人生を選ぶ 151123 相対を基本とする有限性社会において 清濁併せ呑むことでのみ清を実感して理解できるのかもにれない 依存と自律が相対する中で波動をいかに小さくするかの工夫で 自律に向う以外に調和を目指す方法もないらしい どち…

行政主導という傲慢 151123

行政主導という傲慢 151123個性剥奪以外の何物でもない実質行政による個人番号カード交付通称だとしてもyou numberと呼ぶべきところをmy numberとあたかも民意主導の如くに見せ掛けることで政府は二重三重の理不尽を犯している本来信頼関係に必要もな…

ゆらぎの宇宙 櫻井邦明 森北出版

ゆらぎの宇宙 櫻井邦明 森北出版もしも宇宙にユラギと呼ばれる波動がなかったら渦巻くこともないし流れだすこともないし爆発も膨張もないし星ができるわけもないし生命現象が起るわけもない筈だゆらぎがあるから摩擦も起こるし秩序立ちながらも凸凹な個性を…

オープンシークレット=公開された秘密 151118

オープンシークレット=公開された秘密 151118 個人情報とも呼ばれる全体の一部分同士である個性は他のどの個性にとっても無用のものであると同時にお互いに全体の一部同士であることで全ての個性は入れ子になった連鎖としてつながっている部分同士は…

相対する二つの価値観 151118

相対する二つの価値観 151118 一人の人間の中には内向きの価値観と外向きの価値観がある例えば一途性の高い価値観と組織度の強い価値観が一人の中にパラドキシカルに存在しているそれはつまり自閉的価値観と社会的価値観の交差でもあり一つの現象にこ…

地球村の行方 片岡幸彦 新評論

地球村の行方 片岡幸彦 新評論地球を食い尽くす金融システムによる物質文明を生き延びて意識革命を成し遂げるために暴力に頼らない調和の環境が人知れず一斉に隅々から湧き出しているらしい様々な試行錯誤による動きに中でこの本はNGOによる公的な機関による…

嘘にならない甘い言葉 151117

嘘にならない甘い言葉 151117 言葉にも部分と全体があり裏と表の意味がある 表が嘘偽りのない本心からの言葉だとすれば 裏の意味には有限という逃げ道が用意されている 例えばお見合いという仲人さんの 良かれと思っての行為だとしても 結果として不幸…

自己中と自己愛 151116

自己中と自己愛 151116 それは 一時の過去という刹那と無限の今という瞬間の違い 使い捨てと食物連鎖の違い 共食いとハーモニーの違い 一方通行と輪廻の違い 片流れと循環の違い 利己と他利の違い 依存と自律の違い 自転車操業と相乗効果の違い 混沌と…

当事者主権に関わる環境 151116

当事者主権に関わる環境 151116 環境とは主役を取り巻く全体のことで 主役の視野と意識が広く深くなるほど その全体観も大きな無限大へと果てしなく広がっていく 命の数だけ無限にある環境の部分であるそれぞれの当事者同士も 出合った者同士や選び合…

世紀末の預言者夏目漱石 小森陽一 講談社

世紀末の預言者夏目漱石 小森陽一 講談社 漱石が小説家というより思想家だったと知る 確かに人間と社会つまりは人間の内と外を理解することで 21世紀に至るまでに起るヒズミを見通していたに違いない 漱石は物質に依存する視野の狭い文明と それに関わる精…

全体観としての文化 151115

全体観としての文化 151115 部分感としての科学を中心とする西欧文明が猛威を振るい 盲目的になって自然界に依存し搾取に至る支配に及ぶという 猪突猛進で利己的な行為によって自滅に向かっている最中だけれど 同時に意識環境に属す文化をも物質化して…

全能なる神故に成し得ないパラドックス 151115

全能なる神故に成し得ないパラドックス 151115 所有という他を自とする搾取を この世の食物連鎖のごとく 対等で自在な相対関係に持ち込むことはできない 同じように絶対君主である神は 一成るものであることを捨てない限り 相対性時空間に出現し得ない…

資本主義に民主性はありえない 151112

資本主義に民主性はありえない 151112 嘘と秘密を介した契約という未来をカタに取る暴力で 奪い合い溜め込み過去に執着する競争社会である資本主義と 信頼の関係の中で自律を目指す視野の広さで今を生きる お互いの凸凹を補いあい分け合い切磋琢磨する…

所有という傲慢性 151111

所有という傲慢性 151111 知識によって芽生えた依存性からなる 人間の強欲がもたらした知識と業の所有による分業制度は 部分性に特化することで全体観を無視することになり 寄生する依存性は片流れの消費のみで自らを飲み込み 自滅への道をひた走るこ…

直接民主主義を実践するための要 151110

直接民主主義を実践するための要 151110 民主主義は信仰とか法や契約という暴力への依存心からなる 嘘と秘密による煽動に揺るがない 自分で選択できる自律を目指すシナヤカな個意識と広い視野によって 利己的な利害の矛盾を卒業して 全体観を持った人…

民主主義ってなんだ? 高橋源一郎XSEALDs 河出書房新社

民主主義ってなんだ? 高橋源一郎XSEALDs 河出書房新社初めの半分はSEALDsってなんだ?と言うことで立ち上がりから今に至る過程の話で第二部が本命の《民主主義って何だ?》となる言葉の定義に始まり70年安保の経験者である先生である高橋さんから叩き台が…

知識と意識 151110

知識と意識 151110 外からの情報をコピペした状態を知識と呼び学問すると言い 自らの生活を冒険することで得る発見を意識と呼び学びと言う 更に借り物の知識を咀嚼することで得るヒラメキも学びと呼ぼう そしてその学びの延長線上に思いを描くことを創…

あなたとわたしという関係 151109

あなたとわたしという関係 151109 個と個が対等に集う民主主義には 自己責任と自己管理が付きものだ 個々のフリーダムとコモンの間には 自ずとコミュニケーションという橋がなければ つながらない溝がある 集いから嘘と秘密を排除するには人工的で 自…

平等と対等 151109

平等と対等 151109 あなたとわたしが選び合って集うと 二人の好みも状態も違うから選ぶ物も違い この違いを受け入れ視野を拡げることができる一方で 否定して内にこもることも可能だ この二人が違いを受け入れ支配関係を嫌い 民主的な関係を創造しよう…

利権社会が密かに求めるタダ働き 151108

利権社会が密かに求めるタダ働き 151108 家事労働に子育て教育競争原理による 献身的な負の労働=シャドーワークで 權利社会に貢献という名の身をすり減らす献上 自主的に集いそれぞれがワクワクする前向きの 今に活きる労働は軽くて愉しい しかし社会…

メサ・ヴェルデのひみつ ゲイルフィル 六曜社

メサ・ヴェルデのひみつ ゲイルフィル 六曜社 ベーリング海峡をマンモスを追って渡ってきたというすべては仮説及び推量で可能性でしか無い歴史の部分を事実として見てきたように報道することに疑問を感じる 特に解説なのか最後に鳥山孟郎のページがいい加減…

人生の尺度 151106

人生の尺度 151106 時代によってモノサシは変化するし 地域でも文化文明の視点の違いでもその意味が変わる それでも世界が狭くなり 同じ尺度で比較することを好むようになって 便利と簡単が幅を利かせ強いもの勝になる そんな中でも人生を計る幸福とい…