嘘にならない甘い言葉 151117
嘘にならない甘い言葉 151117
言葉にも部分と全体があり裏と表の意味がある
表が嘘偽りのない本心からの言葉だとすれば
裏の意味には有限という逃げ道が用意されている
例えばお見合いという仲人さんの
良かれと思っての行為だとしても
結果として不幸な人身売買にもなるし
思惑通りに幸せな出合いを提供することになる
あるいは利己的な算段からの派遣業であっても
結果としてニーズに合った紹介になるかもっしれない
結局出合いを選ぶのは自分だし
それが素直な本心か
物欲や知性にかられた出来心かの違いでもある
それなら騙した方はどうかというと
建前は選択肢を提供しただけだという逃げ道があるし
それを思い込んで信じていれば傷もつかないだろう
金融という利息システムも狭義で言えば
大自然の真理から外れていると思うけれど
大きな意味で言うならばそれも体験の一つだと言えるし
良いとこ取りすればウインウインの人助けに見えなくもない
この世に全員のお腹を満たすパイがあったとしても
誰かが余分に溜め込んで食べ過ぎれば
誰かの分が足りなくなるのも事実である
この結果を暴力と呼ぶし意識的に欲張ることを計画的犯罪とも呼ぶ
その計画には合法的な装いをした詐欺もあるし
非合法のムキダシのままパニクるものもある
戦争や死刑や拷問も社会的価値観で合法な正義とすることもできるけれど
その事実は人殺しだし盗みだし不幸を作り出すだけの体験でしか無く
奪い合う競争や權利という知的な近道による私利私欲の
人工的経済システムには差し引き苦味だけが残り旨味はないということだ
本来の大自然に立ち返って見れば
棲み分けと食物連鎖からなる部分と全体の相対性時空間による
過不足のない満たされた調和という相乗効果のシンプルな美が待っている筈だ