2019-01-01から1年間の記事一覧

今という永遠 191015

今という永遠 191015 無限なる絶対の存在を理解したければ 自らを何かに写し見なければならない それには相対界において部分部分のディテールを 虱潰しに抑えて行き その一つ一つのピースを限りなくつなげて行く事になる 体感した過去を再確認すること…

日本の社会を埋め尽くすカエル男の末路 深尾葉子 講談社

日本の社会を埋め尽くすカエル男の末路 深尾葉子 講談社 日本の男を喰い尽くすタガメ女の正体に続いて出された続編である 深尾さんは東洋史を収め現在大阪大学経済学の研究者であり 民族博物館や東大の情報学や国際日本文化研究センタなどの属すタレントであ…

明治維新司馬史観という過ち  原田伊織 森田健司 悟空出版

明治維新司馬史観という過ち 原田伊織 森田健司 悟空出版 森田さんが原田さんをインタビューし 明日への足掛かりを確認しあい 意気投合して盛り上がる内容である 司馬遼太郎による維新の美談小説が 歴史の教科書を捏造する結果を生み出したと 資料から見えて…

存在と非存在 191004

存在と非存在 191004 誰かにとって何かが事実ならば絶対の存在となる すべての存在は絶対である 親離れするまでの子と親は 一心同体であって絶対であるが 親が子に対して絶対の存在となると 分離した所有物となり 絶対である子の存在を否定してしまう …

秋だな〜 191004

秋だな〜 191004 高い雲は東風に乗り 低い雲は西風に流され 立ち昇る雲は反時計回りに盆地を巡る 木の葉をぬらす朝露は雫となり東の光を受けて七色に揺れる

出合い 190922

出合い 190922 生まれ出る囲われた世界 この世の現象は 運命と言われる偶然なのか? 自己選択なのか? 集合的な選択なのか? それにしても 理不尽な出合いが余りにも多い中 ほぼゼロに等しい確率の出合いで 魔法のように 相思相愛の仕事や仲間や親や環境や …

誰が星の王子さまを殺したのか 安冨歩 明石書店

誰が星の王子さまを殺したのか 安冨歩 明石書店モラルハラスメントの罠 モラハラとは倫理観や道徳に反する嫌がらせでありイジメである倫理観も道徳も社会的な価値観として誕生と同時に植え付けられ勝ちな怖い洗脳である生まれながらに持つ自分成の倫理観を育…

霧のむこうに住みたい 須賀敦子 河出書房新社

霧のむこうに住みたい 須賀敦子 河出書房新社 さり気なく行き届いたおしゃれなのだろう表紙にはシミの付いた壁とタイルの床に置かれた古びた木のダイニングテーブルがありカバーは霧に包まれた絵に入れ替えてあるどれも装丁者によって選ばれた借り物の写真な…

コルシア書店の仲間たち 須賀敦子 文藝春秋

コルシア書店の仲間たち 須賀敦子 文藝春秋 昔読んだ事があるのになぜまた手にしたのかわからないエッセイという知識を転がす乙に済ました遊びが好きでないのに 重たい本に気が滅入っている間の気晴らしだったのかいずれにしても外を描くことで間接的に自分…

キリンの子 歌集 鳥居 角川

キリンの子 歌集 鳥居 角川 母と二人で暮らす厳しい環境の中で 小学校5年の時家に変える母親が服毒自殺をしていた そこからは施設の孤独な人生で過酷なイジメにあい ホームレスも経験し八百屋で働く中で 新聞が友達となり短歌と出合う あおぞらが、妙に、乾…

私が総理大臣ならこうする  大西つねき 白順社

私が総理大臣ならこうする 大西つねき 白順社 れいわ新選組から参議院議員に立候補した 十人衆の一人で フェア党を代表する政治家である 上智大学からシアトル大学に進み 帰国後モルガン銀行を経てバンカーストラスト銀行へ移籍し 1996年自社を設立 20…

大江戸えねるぎー事情  石川英輔 講談社

大江戸えねるぎー事情 石川英輔 講談社 エネルギー状態で文明や文化を語るには 衣食住の大事な部分から入るところに この作者の視野の広さを感じる 物意識の高いヨーロッパで 食衣住の順番になることを思うと納得 目次で見ると ミクロコスモスに生きる 食=…

超訳・論語 安冨歩 ディスカバー

超訳・論語 安冨歩 ディスカバー 序の12ページを読めば大方を理解できそうだ 論語を深読すればとても常識的に納得できるわけなのに 権力側が洗脳教育として利用すると ネジレた意味合いになるらしい その中でも面白いのは69ページの 「自分が人にされたくな…

どこ吹く風 190914

どこ吹く風 190914 腐敗政治が蚊帳の外に追いやられているのか? 国民がツンボ桟敷に押し込められているのか? 国民の一人一人が苦しむ事なく われ関せずに達観し 日々の暮らしを たのしく過ごせるのならば それもまた豊なのだろう しかし腐敗菌の強欲と不安…

生きるための経済学 安冨歩 NHKBOOKS

生きるための経済学 安冨歩 NHKBOOKS 昔のことだけれど地下鉄の駅で「つきじしじょう」と書かれているのにいつから「いちば」で無くなったのかとびっくりした覚えがある 間宮陽介はイチバとシジョウの違いについてイチバが目に見える場所を意味すのに対して…

私が総理大臣ならこうする 大西つねき 白順社

私が総理大臣ならこうする 大西つねき 白順社 れいわ新選組から参議院議員に立候補した十人衆の一人でフェア党を代表する政治家である上智大学からシアトル大学に進み帰国後モルガン銀行を経てバンカーストラスト銀行へ移籍し1996年自社を設立2011年…

元禄御畳奉行の日記  横山光輝 中央文庫

元禄御畳奉行の日記 横山光輝 中央文庫 原作は神坂次朗で そもそもの日記を書いたのは 徳川綱吉元禄〜宝永年間(西暦1700年前後) 名古屋は尾張徳川の家中に 朝日文左衛門重章なる畳奉行である 飽きやすく好奇心が強く 賭博やら武芸やら様々な事に首を突…

まんが道1 藤子不二雄A 中央公論

まんが道1 藤子不二雄A 中央公論 まんが絵が好きな小学生の二人だ出会い そのままコンビを組んだ稀有な人生を綴った話 これほど性格が違う二人が 一つの物語を紡ぎ出す面白さが作品に現れたのだろうか⁉ ドラえもんが好きで色々物色してきましたが やっぱり…

良し悪し 190907

良し悪し 190907 心をソコネルことを悪と呼び 心を癒やすことを善と言う 大自然の法則は 具象的な形を成す物体に相対性のタガをはめて 抽象度が高く姿のない意識体に色を付ける 意識体は肉体が住む摩擦界の体験で情報を得るほど 数えられないが故にバ…

ドラッカーと論語 安冨歩 東洋経済新報社

ドラッカーと論語 安冨歩 東洋経済新報社 孔子の論語は暮らしの中で少々染み込んではいたけれど ピーターFドラッカーによる「マネージメント」の提唱も 岩崎夏海の「もしドラ」も知らずにこの本を読みだしたので 最初の二ページを読むまでちんぷんかんぷんだ…

自律を目指す集いと囲い込む依存社会  190825

自律を目指す集いと囲い込む依存社会 190825 環境の部分と全体をすべて視野に入れるところから民主主義が始まり出会う相手と切磋琢磨することで 成長していく 民主主義は自主性のある自由自在性を大事にするが利己的な侵略を良しとする自由勝手を許さ…

フラワーオブライフ2  ドランヴァロ・メルキゼデク ナチュラルスピリット

フラワーオブライフ2 ドランヴァロ・メルキゼデク ナチュラルスピリット マカバという意識状態に入るための瞑想方法 マカバとは肉体に相対する光の体=ライトボディーの事を言う 内なる子供の心を満たす細かい波動に繋がる四次元 そして無限次元を具象性と…

脱大日本主義 鳩山友紀夫 平凡社

脱大日本主義 鳩山友紀夫 平凡社 政権交代を果たして首相になった鳩山由紀夫こと友紀夫が その短かった政権におけるアメリカに管理されながらの 腐敗しきった傀儡的官僚支配の実態を語るとともに 政治を離れた視点から今後の日本に対する思いを述べる 成熟時…

無限に多様性を目指す 190807

無限に多様性を目指す 190807 我欲で固まる政府の失策で 苦しむ日本の民 騙された外国人労働者が群がる中で 彼らも苦しみながら 子を産み育て日本列島の民となる これがこの極東列島の歴史的事実 縄文もアイヌも熊襲も弥生も 流れ着いて住み着き和して…

忖度 190807

忖度 190807 言葉は道具だから使い方で 神にも悪魔にもなる 相手を守りもするし殺しもする 忖度もかつては相手の心の内を尊重し 心を砕きおもんばかる意味だったが 最近では外圧に心を殺して配慮する 損得勘定を意味する言葉に化けて 流行り言葉になっている…

金は唯物志向の頂点  190802

金は唯物志向の頂点 190802 げに恐ろしきは 金に裏付けられた驕りか? 勝ち取って溺れた自由気まま勝手か? 形のない精神だけは買えないが 知識や権力は金で買えるし 向こうからネギをさげて 擦り寄ってすら来る 金の鎧に有頂天になり 人生の目的を見失って …

他力の思想 山本伸裕 青灯社

他力の思想 山本伸裕 青灯社 博識旺盛な論として読めば問題ないのだろうが 思想そのものを理解したいとして読むと 言葉がザラザラしていて溶け込まない 知識欲からなる研究のようで 丸く説いていることと そのゴツゴツした伝え方の微妙なズレを感じて 私にと…

サンカ社会の研究 三角寛 現代書館

サンカ社会の研究 三角寛 現代書館 縄文以前を紐解く鍵となるかと 期待しながら読み進んできたけれど 後書き解説を書いた沖浦和光を読んだ 結論から言うと 新聞によるドキュメント記事に始まり 奇談小説へと発展し 文学博士号を取るに至る論文をまとめた こ…

地図から消される街 青木美希 講談社

地図から消される街 青木美希 講談社 副題に「311後の言ってはいけない真実」とあるこの本は 朝日新聞の特別報道部の記者によって書かれたもの 自分の足で集めた証拠をもとに書いた「手抜き除染」の報道後に 書き起こした力作だ 政治や行政のお為ごかしの…

近からず遠からず 190802

近からず遠からず 190802 殺すのもイヤだし 傷つけつのも耐えられないし 殺されるのもごめんだし 傷つけられるのもまっぴらだし 家族間でも友人でも 隣人や隣国や ペットでさえ ましてや恋人同士では その場そのばの双方にとって 敵にしてしまうか仲間にでき…