後宮からの逃走 モーツアルト オペラ

後宮からの逃走 モーツアルト オペラ

 
オペラには何がしかの哲学が盛り込まれている
オペラだけでなくコメディーにも童話にも
言えることだ
これもギリシャ文化の影響だろうか
 
この物語も
スペインの貴族がトルコの捕虜になり
宿敵だと判明し処刑を覚悟するが
解放することで敵の打ち合いを
終わりにできればとトルコの王が言い渡す
ハッピーエンドで終わるのだけれど
西洋文化は多様な答えを嫌うようで
キレイに割り切れる唯一の答えを好むらしい
 
平家の中途半端な似非慈悲が
鎌倉幕府へと繋る
無限愛の慈悲と利己愛の慈善の違いを
理解しなければ対立の溝は深まるばかりだ
 
それにしても演者の層が厚く
楽しませてくれる