アイーダ ヴェルディ オペラ

 
背景も人数も会場も規模が大きく
ローマの野外競技場を舞台にした
壮大なオペラだけに
歌手も力尽くで歌い上げる力量を必要とし
大きな双眼鏡が無ければ見えない
機微に欠けるところがあります
 
ストーリーも有史以来の人間が作り出した
愛と暴力あるいは所有欲の悲劇を
題材にしていますが
解決に向う提案もなく
問題からフェードアウトして終わりです
 
このオペラは美を模索するモノではなく
エンタケという興行を目的とする
娯楽作品として完成度の高いモノだと思います