◎サービスと管理の逆転 171106

◎サービスと管理の逆転 171106
 
民主主義における公務は究極のサービス産業になる
かつての君主制時代の公務は貴族による管理業務であった
現代における資本主義社会の利権に執着する公務の
現実を思えば民主主義など遠く及ばず
建前に利用しているお題目だけでしかない事に気づける筈だ
金融マフィアの本質は未だお上である君主制を引きずっている
 
本音の民主主義は市民が勝ち取るものなのか?
あるいは官僚である貴族が視野を広くして気付くものなのか?
意識を高くできた結果として
かつて労働と余暇の相関関係に気付いたヘンリーフォードや
マルクスケインズがそうであったように
あるいは大自然のタネが突然変異を迎えるように
官僚が自らの利益に気付いて民主主義を政府に持ち込むのだろう
その結果が全ての市民の利益につながることになる
 
民主主義への扉は無条件のべーシックインカム制度であるけれど
この扉を開けるのは官僚なのか市民なのか?
誰が最初にBIの利点に気付いてこの扉を開くのか?
管理からサービスへと逆転の発想に気付ける賢い官僚の
出現を待つしかないのかもしれない
その結果としてBIがもたらす意識革命に気付くことになるのだろう
 
保守的な社会の構造が動くのは
市民による感情的な革命でもクーデターでもなく
十分に腐るほど熟した政府の内部で進化したタネが育ち
生み出されることから市民が目覚め
一転して流れが変わり
自主性を持った参加型のシナヤカな民主社会が始まるのだろう