その境地をどう得るか? 171107

その境地をどう得るか? 171107
 
預言者は結果と目的しか示さない
肝心のそこへ至る過程を示せない
それは自分を俯瞰して自分と自分を取り巻く流れで
出合う仲間と切磋琢磨する体験を咀嚼しながら
自律を目指すことだと自分で発見する以外にないのだから
示せないのが当然で宗教も支配組織も
それぞれが自分で探す以外にないと知ってか知らずか
ぞろぞろと縄張りを張りめぐらかして
真逆の過去への依存に逃げ込み
対立する競争原理に落ち込むだけである
大事なのは自分の中に部分と全体の関係性を見つけて
その時その時出合う隣の人と理解し合うことだよ

退屈と好奇心 171106

退屈と好奇心 171106
 
冒険と発見の喜びは好奇心によってもたされる
それは過去でも未来でもなく
今現在に在るときのみのに湧き上がる
暇を持て余したり忙しさをステータスにして
酔いしれるのは過去や未来に脇見をして
今の自分を見失っているときのできごとである
好奇心のあるところに退屈は寄り付けないが
よそ事を覗き見る興味本位には
不安と恐怖が忍び込む
 

遣り甲斐の裏に感謝あり 171106

遣り甲斐の裏に感謝あり 171106
 
生き甲斐とか遣り甲斐は
相手に喜びを与え感謝されていると言うよりも
相手の喜びに参加させてもらうと言う感謝で成り立つ
 
相手の存在なしにありえないのが
遣り甲斐であり生き甲斐なのだ
自分で完結する自律を目指す行為は
自惚れに依存した社会貢献とは別の意識であって
それは発見であり日々の選択である今現在を
生きていることの冒険そのものである
 
そこには過去にも未来にもない
あなたと私の対等な関係の中で摩擦を度外視した
切磋琢磨することの気付きによる相乗効果がある
 

◎サービスと管理の逆転 171106

◎サービスと管理の逆転 171106
 
民主主義における公務は究極のサービス産業になる
かつての君主制時代の公務は貴族による管理業務であった
現代における資本主義社会の利権に執着する公務の
現実を思えば民主主義など遠く及ばず
建前に利用しているお題目だけでしかない事に気づける筈だ
金融マフィアの本質は未だお上である君主制を引きずっている
 
本音の民主主義は市民が勝ち取るものなのか?
あるいは官僚である貴族が視野を広くして気付くものなのか?
意識を高くできた結果として
かつて労働と余暇の相関関係に気付いたヘンリーフォードや
マルクスケインズがそうであったように
あるいは大自然のタネが突然変異を迎えるように
官僚が自らの利益に気付いて民主主義を政府に持ち込むのだろう
その結果が全ての市民の利益につながることになる
 
民主主義への扉は無条件のべーシックインカム制度であるけれど
この扉を開けるのは官僚なのか市民なのか?
誰が最初にBIの利点に気付いてこの扉を開くのか?
管理からサービスへと逆転の発想に気付ける賢い官僚の
出現を待つしかないのかもしれない
その結果としてBIがもたらす意識革命に気付くことになるのだろう
 
保守的な社会の構造が動くのは
市民による感情的な革命でもクーデターでもなく
十分に腐るほど熟した政府の内部で進化したタネが育ち
生み出されることから市民が目覚め
一転して流れが変わり
自主性を持った参加型のシナヤカな民主社会が始まるのだろう
 

真当な生き様と仕事 171104

真当な生き様と仕事 171104
 
せめて遣り甲斐のある仕事以上を
自律と社会貢献を目指している真当な
仕事を選ぶことに苦心していると呼べるのだろう
 
今を充実して消費するための過不足のない生産と
お互いの凸凹を調整する再分配のサービスは
人生の目的である出合いの選択や創造と発見を愉しむための
冒険を可能にするベースとなる手段である
 
こうした人生の手段や道具を目的にすり替えてしまうと
過去に依存して未来を搾取する
後ろ向きで詐欺的な暮らし方による仕事となり
真当どころか犯罪でしかない
 
例えば洗脳的な広告や教育によって起こる過剰な利益の獲得が
偏った不足を何処かに作り出していることに気付くべきだし
嘘と秘密による利権や競争で奪い合うことを
真当な仕事だと言えないし
むしろそれは盗みや殺人という暴力的犯罪行為なのである
 
こうした悪徳な法制度によって責任転嫁している状況を避け
逃げ場のない縄張りで真当に暮らそうとすれば
我が身を磨り減らし奪われることに身を任せるしかなく
ずる賢い依存者である勝者から怠け者で弱虫な敗者だと
呼ばれてののしられることになる
 
一見マトモな仕事のように見える公務員や先生業にしても
その収入を振り返れば合法的に隠された搾取と依存に
甘んじていることが滲み出てくるに違いないのである
 
必要以上に多く所有するたくわえや資産にしたところで
他の誰かの取り分を掠め取った分前なのである
手を汚していないことに自己満足しているとしても
罪は罪であることに変わりないのである
 
全ての生命は食物連鎖と棲み分けの法則の中で
お互いを補い合いながら対等に自在性を享受して
部分と全体がつらなる無限の相対性時空間を体験しながら
真理追求のゲームを愉しむことができるのである
 
その方法は産業革命以前から様々に提案され試されてもきた
例えば日々酸化して勝ちが目減りする如くの地域マネーとか
再分配制度を究極的に客観化したベーシックインカムなどがある
しかし官僚のお手盛りを可能にする既得権益裁量権
無効にする事に対する抵抗が大きい上の
この手の制度を議論する張本人なのだからヤヤコシイのである
官僚以外にとって八方良しのパラダイスだと分かっているにも関わらず実現の一歩手前でつぶされ続けてきた過去を見ても
よほど国民が本気にならない限り実現する前に潰されることになる

管理されずに死ぬ作法 171104

管理されずに死ぬ作法 171104
 
野生動物は自分の死を見せない
寿命を感じ取り群れを離れて大地に帰る
浅知恵に怯えた人間が編み出した法治国家とは
名ばかりで所有権を主張する縄張りのことで
力尽くの代物にすぎない
依存心の強い貴族に成り上がった官僚が
武力を背景にした上から目線で自然界丸ごと
民をも含めて支配搾取する組織システムのことである
 
物欲というヤクザ同士の軋轢は際限なく深まり
ついにはグローバルと名乗り
地球丸ごとしゃぶり尽くして自滅へと向う
そうなると官僚に群れ従う恐怖心は
民を揺りかごから墓場までを管理せざるを得ない
自分らしい死に方すら許さずに警察権力で
個性も個人の選択もプライベートな暮し方も盗み見て支配する
家庭菜園を禁止し自然のタネを取締り
学び方を強制し発言も出版もモラルも法の型枠にはめる
死さえも病院で死ぬことを定めそれ以外を変死として捜査し
その生首をマスメディアという広報によって晒す
 
文明とは一種の新興宗教としての
管理社会を求めるヒステリックな暴力組織である
必要は発明の母と言うが
欲望こそが外目線の競争心と不安を抱え込んだ
独占の父であると言うべきで
具象的な発明の動機となるだろう
 
発明はタイトな文明社会を作り個々の民を管理したがる
対等で自由自在性をムクロとする文化の集いを
恐怖心の塊である社会的価値観に閉じ込めて競争原理を洗脳する
 
それに引き換えシナヤカで対等な環境は
内なる心に好奇心を膨らませ
全体を見て未知なる死の恐怖を乗り越え
その姿を突き止めようと切磋琢磨によって補い合う環境をつくり
信頼関係の中で抽象的で精神的な気付きと出合う
 
文明は手に取れる物の部分に執着する具象性に惹かれて
競争原理に落ち込んでいく
文明という毒に侵されていない文化は
全体を俯瞰する抽象性に惹かれて冒険する切磋琢磨に精を出す
文明社会が少し視野を広げタイトな枠組みを緩め
辺りを見回す余裕をもって俯瞰する瞬間を持てば
管理社会を脱し個々の個性とその自在性に気付くと同時に
相乗効果が起こり対等性という解放された幸福感と出合うだろう
 
こうした部分と全体をつなぐ自然界のパラドキシカルな
調和という法則に触れて暴力を排除した
意識革命の切っ掛けを生み出す場を提供するのが
ベーシックインカムの無条件という環境である
 
具象的な部分感が募ると反面教師となり抽象性を具象化して
無限に広がる全体観を紐解いていく解放された醍醐味に遭遇する
この気付く瞬間を呼び込むのが無重力感のあるBI体験なのである
 

言語の力とその秘密 171103

言語の力とその秘密 171103
 
この世のパラドキシカルな相対関係がもたらすものは
その道具となる曖昧模糊とした裏表のある言語だ
 
言語は嘘を付いて仲間を不安恐怖で洗脳したり
脅すための道具である一方で
抽象的で嘘の付けないイメージを具象化し
思考し議論と伝達をすることで部分をつなげて
全体である真理を解き明かしていくシナヤカな手段ともなる
 
嘘も秘密も表現も芸術も言語なしでは語れない
それはテレパシーや心で伝え切れない具体的で
摩擦と陰日向の駆け引きができる虚構の振動世界
だからこそ五感で部分を取り出して片側だけ見て
本気で怯えたり喜んだり
喜怒哀楽に溺れることで生と死の実体感を手に入れる
 
知識とはそこで拾ったキラキラ光るカケラをヒケラカスことだ
良くよく咀嚼してみればカケラが繋がったより大きなカケラで
より大きな力に寄り添うことができる
 
カケラを拡大して細かく寄り分けて調べ一段落したら
俯瞰して少し広い環境を含めた世界を見る
丸く止めどなく混沌としている無限に向かって模索することで
心や意識の中を紡ぎ出すことができる
 
言語は危険極まりない暴力的な闇の世界だけれど
命をはって生き抜く発見と冒険を愉しめる生物体故の
無類の遊びだ
そのために宇宙という自然界は凸凹の摩擦を補い合うミルクと
棲み分けて暮らす時空間の法則を
エントロピーの中に産み付ける生命体のそれぞれに忍び込ませている
にも関わらず過去と未来を奪い合っている
自業自得の所有欲に翻弄された愚かな人間ならばこそ
自らを反面教師として飛躍した学びをたのしめるのだ
 
気付きはあなたと私が今の出合いを選択するバランス点の
相乗効果にのって閃いてくることなのだと気付こう
気付けると同時に次の扉の向こうに出て
闇が少し薄らいだ光の中の新たな旅が始まる