マイケル・ジャクソンの思想 安冨歩 ARTES

安冨歩 ARTES
 
安冨さんはガンジーやキングとマイケルは同じ思想だという
ヒョットしてエンデも同じ思想ではないだろうか
 
洗脳されて傷ついた人々を目覚めさせるには
正面から心の内側を説いても
外側に魅せられた人間の心には届かず
頑なになるばかりだから
マイケルのように歌や踊りやリズムやメロディーに乗せて
喜びをクスグリながら誘い出さなければならないという
 
そのために一成る無限への目標を指し示す彼の詩は
華やかな舞台の演出や衣装に紛れ込んで
閉ざされた心の奥に送り込まれるのだ
 
何時も岐路に立つ「選択」に怯えることなく
自らの中心が示す一筋の目的を見つけ出して目指せという
ビリージーンやスリラーやジャムやスムーズクリミナルや
ウィルユービーゼアやヒールザワールドや(ウィアーザワールド)
中でもマンインザミラーに託されたメッセージが
人々の無意識へと届けられる
 
ビオフィリアは愛を指向しており
ネクロフィリアは執着を指向している
愛は与え合い創造し合うが
執着は所有し合い搾取し奪い合う
人間はこの両方を相対させており
生に向き合えば愛を活性させ
死と向き合えば執着を強める
これは行為の次元に属す選択ではないと安冨さんは言う
選択には失敗があるが態度はするかしないかでしかないと言う
 
最後の二章
7マイケルの「修身斉家治国平天下」思想と
8マイケル芸術の真髄を読めば
この本のすべてを理解できるだろう