星の王子さま サン・テグジュペリ 岩波書店

 

 

 

星の王子さま―オリジナル版

星の王子さま―オリジナル版

 

 

星の王子さま サン・テグジュペリ 岩波書店

星の絵が可愛いけれど
くまのプーさんとは大違いの内容だ

翻訳者の意識次第で
表層がガラリと変わるだろうこの内容は
内藤濯訳によるものだけれど
何とも言えず一神教に侵されて
魂を見失ったが故の依存に怯えた物語に仕上がっている

10代のときに読みかじり投げだした物を
安冨さんの「誰が星の王子さまを殺したのか」を
読んだ結果
読み返す事になって最後まで読み切りました

この本のすべては不安に怯えて物欲にハマり
脅しとだましと執着心による駆け引きを
愛だと錯覚している悲しい関係でしかないが
これを反面教師として
人生の目的を見出す道と考えれば
逆説的に良い本だとも言える

表面的な敵を求め愛国という利己的な情に訴えたのが
独裁者による縄張り主義のナチズムであり
ナポレオンであり毛沢東であり
NWOと言うグローバリズムである

それに引き換え
お互いの調和を信頼関係と
切磋琢磨によって目指したのが
俗に鎖国と呼ばれる地産地消江戸幕府である

棲み分けと地産地消ガンジーであり
ケネディーでありホセ・ムヒカであり
北欧やコスタリカである