ゼロの創造から 180302

ゼロの創造から 180302
 
1の延長上にあるのが
プラス2とマイナス1でなく
プラス2と0だという認識は
すべての学問に新たな無限という抽象性を与えた
 
プラス側にもマイナス側にも限りなく広がり続けるばかりで
無限の概念を発見することはできない
しかしその要である中心点をイメージすることで
無限という抽象的な混沌に具象的な存在感すらもたらした
 
有限というこの世に対して無限というあの世を
イメージすることを可能にしたと同時に
この相対の世に一成る答えの存在があり得ないことを
数学的に証明した
 
有限界の誕生という発生と
その向こう側との間には限りなく深い溝がある
振り子の頂点は一見二つあるように見えるけれども
螺旋で考えれば無数に繰り返されていることが見えて来る
無限の連鎖が有限であって
それを切り取った瞬間に無限性を垣間見ることができる
このパラドキシカルな関係が私達の棲家なのだ