エフゲニー・オネーギン チャイコフスキー ロシアオペラ

エフゲニー・オネーギン チャイコフスキー ロシアオペラ
 
チャイコフスキーはこの作品を
オペラと呼ばずに抒情的場面と名付けて
小劇場で演ずる事にこだわって制作したという
初演もあえて大きなボリショイ劇場を避けて
隣りにある小さなマールイ劇場を選んだという
 
決闘で命を落としたプーシキンの原作をオペラ化
チャイコフスキーは同性愛者であったが
タティアナの人間性の惚れ込んで
題名もタティアナにしたいと考えたともいう
 
こうした背景から生まれた愛憎問題を
表現していると考えれば
同性愛の友情から決闘へ流れるストーリーも
オネーギンのネジレた愛憎も
イントロの不安げなメロディーも
タティアナの誇りと勇気ある理性も
理解しやすくなる
 
何と言ってもリチャードハドソン
舞台美術も衣装もヘアースタイルもすばらしい