◎有限界は無限環境を含む 170612

◎有限界は無限環境を含む 170612
 
有限界は自分の縄張りの外に
終わりのない世界を次々と意識し続けなければならない迷路に在る
あなたと私と言う部分同士が互いに鏡となって映し合う
永遠に循環するパラドキシカルな自然界の有り様を認めれば
有限会は内側のゼロ点か
あるいは外側の無限環境を伴うことになる
つまり相対するべき相手を伴わない有限界のみで
この世に完結して存在する事は不可能なのである
 
真球で混沌なる《無》から歪みという姿を持って
重さと摩擦を伴う凸凹の形という部分で結果を示す《有》が現れる
その名を三次元相対性時空間と呼ぶ
二次元までは無限の領域で
有限の領域となる三次元は
立体を生み出す時点ですでに時間を含んでいるから
三次元と時間で四次元になるという考えは二重取りで不都合である
 
この世である三次元宇宙空間はゼロ次元の一成る無限が
自らを具体的に五感で知ろうとして生み出したシステムであり
無限という抽象的で完璧な全体を構成する部分同士を表面化し
その個性を持ったお互いが相対し合って映し出すパラドキシカルな関係を
具体的に見る聞く触る匂う味わうなどで具現化する
欠片でしかない部分同士が切磋琢磨して一成る全体の一部を描き出す
この世は自分で自分の姿を確認できないはずの孤独な無限の姿形を
五感で解き明かした無数の答えをつなげて行くことで
無限が自らを垣間見て行く装置なのだろう