旅の民から定住の民へ 150712

旅の民から定住の民へ 150712
 
自然界に暮らす生き物は食物連鎖
多様な出合いによる体験を求めて
大なり小なり流れる冒険の旅で学びながら意識を育ててきた
 
人間も違うことなく世界中に広がって
一人ひとりの文化と倫理観を心の中に育んできた
その中で食物連鎖を所有する術を見つけ
エネルギー源を貯め込むことで身動きが鈍り
定住による依存と搾取を管理する道を
農耕と牧畜という形で大地を私物化するために開拓してきた
 
それ以後長いこと大きな縄張り組織による
強い数の力を頼りにして個性を殺し合い
中央集権による競争原理と権利社会を追い求めてきた
それと同時に大自然を通して真理を学ぶことを目的として
経国済民システムをその手段としてきたけれど
定住社会が大きくハビコルに従って本末転倒をお越し
真理という目的が知識という手段におとしめられて
手段であった衣食住の連鎖である経済活動を
目的の如くにして循環しない淀んだ片流れの社会にしてしまった
 
それ以来反面教師として分裂したお互いから
多くを学んできたけれども
それも地球丸ごと飲み込んでNWOと言う終着駅に近づいたようで
搾取し尽くし生き残れる場所を失いつつある
そこで次に来る時代は唯物世界のウソと秘密の関係を卒業して
置き忘れてきた意識を中心として棲み分けによる共生関係を以って
新たな旅の民を模索することへと向かっているように思える