答えはどこにあるのか 170613
 
宇宙の外に具象的な答えを探してきた物理学
心の中に抽象的な究極的方向性を求める哲学
内側に辿り着き得ないだろう無限点があるのか
外側に切りなく続く無限の輪があるのか
輪と点はつながっているのか
それとも
答えなど無く果てしない永遠に続くプロセスを
未知なる空に向かって切り開いていくことなのか
そこには次元を超えられない迷路があるだけなのか
 
無限なる全体は一成るが故に
自分を確認する術を持たず
全体を分解した部分性の一つひとつからは
全体像を外に求めること叶わず
内なる自己相似形=フラクタルに向かうべく
相対する相手とお互いを映し合うことで得る
反転した像から自分と全体の関係を
うかがい知る冒険を重ねて繋ぎ合わせると
一つの欠片から得るフラクタルよりも
クリアーに全体像を浮かび上がらせることができる
 

いきる 170612

いきる 170612
 
命にまつわる生産と消費は
とどのつまり同じことの裏表なのか
生産は抽象的で形をなさず
五感で気づいた時にはすでに
消費のプロセスでしかなく
そこには邪魔でしかないゴミと
未来の資源となるかもしれない
具象的なモノで埋め尽くされている
 
どこに隠し込もうがゴミは消えるわけでなく
未来に託すことになる
だとするなら出来る限り素材の形に戻して
手渡すのが親心というものだろうに
食い散らかした状態で責任転嫁していく
依存という悪魔に身を売った人間の
浅ましさに我ながら恥じ入るしかない
飛ぶ鳥跡を濁さず
自律を目指す自然界は上手に学んだ後
速やかに朽ちて無様な姿を晒すことがない
驕る平家久しからず
人間社会は自らを最も卑しい存在だと気付いて
振り出しに戻るべきである

◎有限界は無限環境を含む 170612

◎有限界は無限環境を含む 170612
 
有限界は自分の縄張りの外に
終わりのない世界を次々と意識し続けなければならない迷路に在る
あなたと私と言う部分同士が互いに鏡となって映し合う
永遠に循環するパラドキシカルな自然界の有り様を認めれば
有限会は内側のゼロ点か
あるいは外側の無限環境を伴うことになる
つまり相対するべき相手を伴わない有限界のみで
この世に完結して存在する事は不可能なのである
 
真球で混沌なる《無》から歪みという姿を持って
重さと摩擦を伴う凸凹の形という部分で結果を示す《有》が現れる
その名を三次元相対性時空間と呼ぶ
二次元までは無限の領域で
有限の領域となる三次元は
立体を生み出す時点ですでに時間を含んでいるから
三次元と時間で四次元になるという考えは二重取りで不都合である
 
この世である三次元宇宙空間はゼロ次元の一成る無限が
自らを具体的に五感で知ろうとして生み出したシステムであり
無限という抽象的で完璧な全体を構成する部分同士を表面化し
その個性を持ったお互いが相対し合って映し出すパラドキシカルな関係を
具体的に見る聞く触る匂う味わうなどで具現化する
欠片でしかない部分同士が切磋琢磨して一成る全体の一部を描き出す
この世は自分で自分の姿を確認できないはずの孤独な無限の姿形を
五感で解き明かした無数の答えをつなげて行くことで
無限が自らを垣間見て行く装置なのだろう
 

◎民主主義は奴隷を必要とするか? 170611

◎民主主義は奴隷を必要とするか? 170611
 
古代ギリシャの民主主義は奴隷を抱えていたし
近代資本主義における建前民主主義も
植民地や奴隷制度に支えられている
 
この先直接民主主義を目指していく中で
搾取する相手を必要とせずに暮らせるのだろうか?
自分のことは自分でやる
組織に集う仲間同士はその全体観を自分の一部として
自主的に自分らしい形で参加できるはずで
道具に対しても客観的に向き合えるはず
当然AIロボットに対しても対等観をもって棲み分け
凸凹を補い合い自律を目指す共生関係を創れるはず
 
競争原理社会では責任を相手に求める依存性を
必要悪とした法律の形で持たざるをえないが
切磋琢磨の関係では自己責任において未知なる今を
自在に選択しながら切り開いていくことになり
お互いに補い合いながら発見と成長を喜びとして
無限のプロセスを愉しんで行くことになる
 
命と冒険を維持することで視野を広げ意識を深め
全体観を極めていく為に
食住衣の生産と消費を過不足なく分け合いながら
前を向いてワクワクと個々の人生を昇華していくのが
摩擦界に生まれた私達の存在意義なのだろう
 

仮想通貨とフィンテック 苫米地英人 CYZO

仮想通貨とフィンテック 苫米地英人 CYZO

世界を変える技術としくみ

 

似て非なる仮想通貨・デジタル通貨・電子マネー・ポイント・

仮想通貨やフィンテックを投機目的としてでなく

本来の目的である流通媒体として社会が認めれば

利権や無駄を省き平等で対等な関係を生み出し

格差社会を修正できる可能性を持っている

 

利己的な目線でなく広角かつ望遠的な視野で

全体と部分の関係を理解する切っ掛けともなりうるし

すべての人が暮しやすい社会をつくることができるだろう

 

通貨の機能の一つに決済があり

口座振替やクレジットカードを使うことで

決済を可能にする銀行預金も通貨の一種

 

通貨の発行は日銀が市中のある国債を買い取ることで行われる

その購入代金は日銀の当座預金口座に振り込まれる形で処理される

流通している現金と日銀の残高を足したものをマネタリーベースと言う

その内流通している分は30分の1ほどに過ぎない

預金で眠っているものは景気に関与しない

通貨の機能にはおおむね3つの要素があり

価値の基準となる尺度で

価値の交換を可能にする決済の機能と

価値の保存を可能にする

 

円と言う法貨の発行権は日本銀行に紙幣と政府に硬貨となっている

管理通貨制度による通貨は中央銀行が発行する借用書と言う取扱である

これが不換通貨(兌換できない通貨)

 

仮想通貨はオンラインサービスで経済活動をするための貨幣価値であると同時に

法貨との交換を可能にするデジタル通貨をも意味する

通貨であると法で認めた仮想通貨の交換には消費税を必要としない

発行権を自由裁定とし誰でも自由に発行することができる

 

フィンテックとはITを使う金融テクノロジーで

ブロックチェーンが鍵となる

分散的=同時並列的な認証の仕組みでありAIによるデーター処理を含む

ビットコインなどが流通媒体となるとクレジットカードのメリットがなくなる

手数料が発生しないあるいは少ない仮想通貨は

市場の無駄を省き利用者にとって有利である

銀行業務も決済による手数料がなくなり貸付業務に戻ることになる

アップルペイは決済システムのプラットフォームとなって

決済業者に集客力のいちじるしいお店を貸すだけで発言力を得る

更にアップルが仮想通貨を発行するとなると世界中に金融決済が

アップルコインに集中する可能性がある

 

メガバンクが発行する仮想通貨「MUFGコイン」は兌換性を持つが

マイニングによる分散型管理をしない円との固定相場

しかも預金残高170兆円という価値の裏付けがあるので安心

 

買いオペとは民間銀行が保有する国債などを日銀が市場を通して買い取ること

売りオペは日銀保有国債などを市場に売りに出すこと

この遣り取りで通過の発行量を調整している

 

日銀は金利付きのデジタル通貨を発行することで通貨発行権を維持できるかもしれない

ブロックチェーンには記録が残り脱税もマネーロンダリングもほぼできなくなる

インフレ調整も的確になって経済が安定することで今よりも平等観のある社会がつくれ

イジメや戦争からも解放される可能性があるが

犯罪も戦争もサイバー空間に移行する近未来

本当に単調性を担保できるのは手書きの帳簿だけだと言うことも心得た上で臨むべき

疑似餌としてのデモクラシー 170609

疑似餌としてのデモクラシー 170609
 
競争原理と言う権利社界における
民主主義と言う仮面の中身は
少し賢くなった縄張りの延長でしかない君主国家
そこにおもね合う群衆と支配者の関係
 
疑似餌としてのデモクラシーは
依存心が強く極度に視野の狭い
矛盾だらけの搾取願望者が使う道具である
洗脳手段としての支配システムなのだろう
 
自律は自らが目指すモノで
与えられて育つ温室物で表現などできないが
それでもガラスの箱に甘んじる体験が
肥やしになるのであって
ナイガシロにできるわけでもないのだろう
 
過去がなければ今もないし未来もない
そしてあなたと私が存在するという事実は
皮肉なことに実体のないゼロ点にのみ感じられる
抽象的な事柄なのだ
 

個性を持った二枚の鏡 (170609)

個性を持った二枚の鏡 (170609)
 
姿形や色艶の違う鏡を
互いに向き合わせると
能動的に写し込んだり
受動的に送り届けたりして
永遠に学び続ける
 
この鏡を人間に置き換えれば
あなたと私の調和の関係になる
もし向き合う角度が少しでもくるえば
視点がズレて対立の関係に豹変する
嘘と秘密による構造が入り込む
 
そこでは
遠慮や思い遣りが
自分本意の依存に早変わりして
悪魔の囁きとともに搾取支配を夢見て
相手の見える信頼関係を捨てて
愚かにも尽きることのない不安恐怖を呼び込み
子供だましの大義を担いで侵略を企てる
 
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