環境問題はなぜウソがまかり通るのか 武田邦彦 洋泉社

 
 
ペットボトルのリサイクルで利権を作り
資源を7倍消費しゴミを7倍増やす多くの税金を投入する
しかもリサイクルされているのは極一部
無駄なくペットボトルを有効に使った後は燃やすに限る
リサイクルの適した物と不向きな物
仕組まれたダイオキシン騒動と猛毒説
日本の水田に撒かれたダイオキシンベトナム戦禍の8倍
ダイオキシンは自然界のち上に大昔からある物
モルモットの毒耐性は人間と別物
焼き鳥屋の親父は毎日浴びながらなぜ元気なのか
ダイオキシン報道の感情論に科学の客観性が敗れた
ダイオキシン対策に次こかれた膨大な費用=公共投資と利権
環境ホルモンという脅しと利権
タバコは課税対象だからスルー
毒性の強いPCBとダイオキシンは別物
報道に殺される市民
南極の気温はむしろ低下
北極の氷がいくら溶けても界面は上がらない=中学生の理科問題
南極周りの気温が上がるとむしろ海面が下がる
故意の誤報
環境問題と人権問題には反対し難く利権の宝庫
二酸化炭素がなければ森林をつくれない
利権のために基礎的科学を無視したプロパガンダによる愚かな環境問題
新幹線なら飛行機より二酸化炭素の発生の10分の1のできる
地球温暖化の危険性と歴史で見る温暖化
日本はロシアから排出権を2兆円で買うのか
木材の利用は森林資源の破壊につながるか
森林破壊と造成事業
ちり紙交換屋さんの仕事を奪ったのは誰か
民から官への逆転を起こした神のリサイクル運動
国民より業界団体優先の支配体制
庶民を苦しめる行政による環境問題
分別せずにゴミ処理をする方法を模索する市の行政
利己的な環境問題が孕む矛盾
現代の農業は石油に依存しきっている
工業の収益を一次産業の農業や漁業に再分配の必要性
人間の基本的能力を奪う廃人工学
根源的に見る環境破壊とは何か
安全神話の破壊と体感治安の悪化
失われつつある人間性と美意識

罪の意識 170605

罪の意識 170605
 
社会的に作られる罪悪感への順応度によって起こる
意識の一つに抽象的な《罪=つみ》の概念がある
その姿形は個人や組織の場によって異なるが
お互いが持つ距離感とその越境に対する個人的
あるいは社会的な痛みの大きさに関する問題である
 
相手との間に起こる双方の感情のユラギであって
自虐的に自分の存在に対して自分勝手に傷ついて
罪の意識にさいなまれる場合や
相手の行為に対して傷つき
その傷に対する代償として謝罪や罰や補償を求める場合や
社会的な群れの闇に隠れた真綿で首を絞めるよな
圧迫による相手の見えない痛みと罪の形がある
 
罪悪感は法や倫理観によって社会的に洗脳されたり
自発的につかんだ心のあり方による感情であって
謝罪や補償や罰などによる解決策を伴うが
その対価の決め手となる具体的で確かな計りはないし
そもそも次元の違うナンセンスな話である
 
罪の意識は当事者間のそれぞれの心の問題であり
視野の広さや全体観の持ち方に関わることである
双方の死をもっても飽き足らない果てしない問題でもある
 
こうした個々の存在に対する侵略の問題は
社会のあり方と同様に補い合う信頼の関係のみが
解決できる双方の意識の持ち方次第なのである
残念ながら競争原理の権利関係では殺し合う戦争以外に
解決の有り様がないのである

◎命が生まれながらに持つ選択権 170604

◎命が生まれながらに持つ選択権 170604
 
この世に生を受ける際に付帯される生命維持装置を
それぞれの個体が持つ《選択権》と呼ぶことにする
ここで言う《選択権》とは今現在を選ぶと言う仕事に対し
自分らしい一生を過不足なく過ごすための基礎となる
衣食住に対するエネルギー補給を受ける権利である
赤ん坊に母性と父性と乳が付帯されている延長として
生命体の全てに自然界から与えれれているものである
 
今というバランス点で出合いを選択するには
その意識が公平であるために無垢な状態で
なければならないという条件を必要とする
しかしすでに凸凹な肉体を持つ人間が選択するのだから
この条件にはできるだけという幅を持たせることになる
 
この今を選択する冒険に持たせた幅の中に
選択権を奪い合うという強迫観念と不安恐怖を持ち込むと
強い損得感情と競争心が発生する
そうなると部分感強まって未知なる今の冒険が怖くなり
選択権を担保にして過去を引きずる実態に価値を持たせた上で
その縄張りに逃げ込んで執着しようとするだろう
物欲という貸し借りによる依存の関係を発生させるだろう
 
そこに忍び込むのが時間の取引である
時間と共に変化して腐る自然界の現実を貨幣と金融システムによって
変化と時間の関係を固定しあるいは更に増幅させると言う
自然界に逆行する人工的な制度を持ち込むことになる
この自然界に逆らう所有権という約束事で命の売り買いが起こり
一つのパイを奪い合う競争原理による搾取と支配から
貧富の格差が生まれる
この所有制度によって神の名の下に民を束縛するための法が作られ
民衆同士の信頼関係を壊してウソと秘密の駆け引きで対立させる
君主制による世襲や縄張りによる依存制度へと発展していく
 
そもそもの食物連鎖をベースとする自然界における棲み分けと
食物連鎖による民主的な関係に戻すには
法支配による十把一からげのククリを外して
個々が育み意識が生み出す距離感や倫理観に
社会的秩序をゆだねなければならない
 
この最初の一歩が基本的人権にもつながる
一人ひとりが持つ選択権の復活であり
ベーシックインカムシステムなのである
つまり命ある限り君主制社会が民から吸い取ってきたエネルギーを
必要十分で過不足のない衣食住を保障するという形によって
個々人に無条件で返し続けるという考え方である
この世の法則に基づく根本的なベーシックインカムに対して
社会的歪を補うという福祉制度とは似て非なるものであるが
歪みの多くをカバーすることになるという意味では
自然体に近づくことで社会のムダを省き行政の手間を小さくし
管理コストの節約にも大きな貢献をすることになるだろう
 

クラウドからAIへ 小林雅一 朝日新書

クラウドからAIへ 小林雅一 朝日新書
アップル・グーグル・フェイスブックの次なる主戦場

人工知能は60年前から
あらゆるジャンルの学者たちが一同に介して始められた
しかし答えを一つにしない相対的な脳のファジーな部分を
解決できずに論理と法則とルールによって挑戦した第一次は収束し
80年代に起こった第二次のAIは様々な業界の知識を持ち寄った
集合によって実用化に向かうが柔軟性に欠けた為に頓挫する
そして第三次が今盛り上がっているAIである
アルゴリズム統計学による確立的な方法で曖昧な部分を
柔軟に対処することによって無限大の領域を相手にできる可能性を持った
1997年チェスで世界チャンピョンを負かしたIBMディープ・ブルー
TVのクイズ番組で優勝したIBMのワトソン
あるいは音声操作によるsiriを導入したアップル
自動車の自動運転を目指すグーグルなどの各社
医療助手を務めるロボットや
掃除機のルンバなどが活躍し始めている
危ない話では無人偵察機から無人爆撃機や戦闘機
あるいは災害用ロボットを転用する兵隊ロボット

ビッグデータと呼ばれる世界中に人間の思考や趣向を網羅することで
シナヤカな答えを引き出しロボットが自ら情報処理をしながら
成長していくという具合で生き物に近づいてきた
ある意味知らね間にユーザーの情報によってロボットの成長を即され
下手をするとユーザーがロボットに管理されそのロボットの元締めが
全てを支配するというシナリオに成り兼ねないのである
翻訳機もユーザーがロボットに情報提供することで
生きた言葉を並べらる能力を高めていけることになる
アルゴリズムによる人気投票が人間の目指す目的と一致するとは限らず
狭い世界の迷路に紛れ込も危険な可能性も大きい

知識が次元の違う意識を賄えるかと言えば
ディテールが全体像を理解出来るかという話になり
処理と理解の違いが表面化してくる
統計による答えは処理しただけで理解してはいない
今は統計データで結果を出しているけれども
将来心とか意識と関わることになった場合にツマズクことになるだろう
そこで出てくるのが脳の動きを模倣したニューラルネットワーク
知覚メカニズムを模倣したディープラーニング
しかしレイヤが増えれば遅くなる
目の神経を聴覚野に繋いでも視覚能力を発揮するという
五感の相互変換が可能だということに目を付け
大量の情報から抽象化するために必要な本質部分だけを取り出すことで
コンパクトにできるようになる
されにyoutubeを使ってAIがネコの概念を自習することで
自力に獲得させることに成功する
画像認識だけでなく音声も言語処理も自習することで処理できる可能性を得た
クラウド型のサービスにすることで世界中にユーザー情報をサンプルとして得る
いよいよ人間の代わりとなる機会の誕生を迎えて何を考えなければならないか

柔軟な処理をするということは完璧でないわけで
その空白となるブラックボックス故のパニクッタ暴走や誤作動に
どう対応するかと言う問題や
いずれ依存の関係なのか対等な分業なのか
人権とロボット=ヒューマノイド権の調整が必要になるかもねと言う問題
人間のニューロンは1千億個でシナプスによって相手を選びながらつながるのに対して
AIは数万個の工学的ニューロンと少ないながらも同じような仕組で働く
いくら手塩にかけて育てても思うようには育たないのが現実ですから
ロボットも同じように危険をはらむ条件上にあるといえるのです
金融世界でもフラッシュ・クラッシュと呼ばれる誤動作が起こり
10分足らずで数十兆円が失われたと言う話もあるし
20秒間で株価が20ドルから1セントに暴落した企業もあるという

人間の仕事がなくなる問題をどう解決するか
オフィス・工場・倉庫での多能工
さらには病院の看護師や医者・
あるいは新たな雇用を生むか

最も飛躍して且つ有効だと思えるのはそれぞれの生き方に沿って
過不足のないベーシックインカムの採用である
実利的な生産のほとんどをAIロボットに任せ
人間は消費と創造とそれをこなすべき労働作業とを受け持ち
人間臭く抽象性の高い仕事を遊びとして深く関わっていける道を開く

ある意味原初の人間に戻って大自然の解明に挑む
その対象は無限にあるはずだ
全ての現象や心の動きに対して何故かと問い掛けて研究実験するのもありだし
現象自体にタユタウことをたのしんでもいい
更には出合った状態から起こる想念を写し取ってもいいだろうし
そこに創造を織り込んだ表現をするのもたのしいかもしれない
何しろ無限の可能性を孕んだこの世界を可能な限り
精一杯に出合った仲間と切磋琢磨することで未知なる今に挑戦し
視野を広げ新たな発見をし全体観を膨らませて行くことを
目指していられれば幸福なのだと思う

環境問題と人権問題はドル箱 170603

環境問題と人権問題はドル箱 170603
 
温暖化のデマで稼いだのはアル・ゴア
不都合な真実のデッチアゲ画像で
膨大な利権を合法化してせしめたのもゴアならば
ノーベル平和賞というプレゼントを貰ったのもゴア
 
環境問題に原発を絡めて世界中を汚しているのも
二酸化炭素排出規制や排出取引という利権を生み出した
京都議定書やパリ協定もNWOの手の内
市民を騙すことで政治を動かす絶好のプロパガンダ
 
環境が汚染されたとか人権が侵されたと
市民に思い込ませさえすれば
環境や人権を取り返すためだという口実で
更なる汚染も侵略も増税警察国家も官僚支配も
独裁すらも遣りたい放題となる
 
この不安恐怖を操るトリックで
有史以来の庶民を愚弄してきたのが
過去を所有しようとして依存を決め込む
国際金融を仕切る支配者組織である
 
視野の広い意識による確信を持たない良識ある筈の人々も
あっさりとプロパガンダに乗せられてパニクリ
市民をそそのかしてNWOが望む真逆の道に陥ってしまう
彼らは神に成りすます悪魔のお告げによって
感謝されながら棚ボタのユスリタカリを可能にしてきた
 
依存心をくすぐり恐怖を洗脳した
合法的なカツアゲほど儲かるものはないのだ
 

過去と未来 170603

過去と未来 170603
 
完璧であり得ない人間が
後ろを振り向けばやり直したい失敗の連続
もしもあなたが過去の行為に満足できていたとしたら
精神的に未熟児のまま
成長していないということになる
 
生命体は失敗と不完全な結果から学び取り
成長するプロセスの中で最善だと思える今を
選択して行くべきものである
 
過去に依存しようが未来に向かって挑戦しようが
そこを舞台にして何らかの冒険をし気付きを得
体験から学ぶことで限りのない発見をして行く
 
少しなりとも成長した今から過去を振り返れば
塗り替えたい失敗を限りなく発見することになり
遣り切れない失望に囚われて苦しみ
心身ともに自虐的になって傷付くだろう
その傷は自然界の全体に及び望まれることでない
 
今を起点にして過去の体験を咀嚼して得た
意識を頼りに確認しながら前に進むことこそが
今を幸福感で満たす唯一のあり方である
今という場は過去から得たナマの知識で
独りよがりのヒロイズムに溺れて嘆くべき場所でない
 
天罰を与える法とか洗脳された罪の意識は
依存に逃げ込んだ搾取と支配で生き延びようとする
悪魔が編み出す嘘と秘密による脅しと餌と騙しの
駆け引きによる後向きの詐欺である
 
もしもこの罪の意識に取り憑かれたり脅しに怯えたら
その過去の亡霊を振り切って前に向き直り
自律を目指して信頼でつながるシナヤカで陰りのない
和光に満ちた明日を迎えるために
出合う友と補い合ってお互いを棲み分けながら
選んだそれぞれの道を開いて未来に向かおう
 

◎育児と教育 170601

◎育児と教育 170601
 
家族や地域による子育ての現場を育児と言い
組織的に社会性を教え込むことを一般に教育という
人となりの全体観を持った意識による自律心と目的と
具体的な生き方を本人から引き出すことが育児であって
教育はその手段でも道具でもあり
為政者にとって都合よく教え込む場でもある
 
もしも当事者個々の主権が当たり前の民主主義を創造できたならば
為政者が当事者そのものとなる
そこでは集う個々が自分なりの責任と義務を果たすことになり
社会的な教育もおのずと子育ての一環として行われるだろう
 
市民が直接参加する民主主義を目指すならば
一人ひとりの自発的な目覚めを促すことの運営を
地域に任せる教育の場として行政組織が用意することになるだろう
 
大きな組織ほど全体観から俯瞰する
ゆるい関係をつくる努力をしなければならない
例えるならば
国連は最も抽象性の高い判断をするべき所である
先走って具象的な細かいディテールに口を挟んだりすると
双方に依存心が生まれて責任転嫁し合うシツコイ関係に陥る
 
主権を持つのは一人ひとりの自律を目指す市民であるべきで
市民はこの《小が大を兼ねる》という
食物連鎖で見る自然法則を理解して実践し
責任と義務を自発的に持てるだけの
意識を模索しながら切磋琢磨することで
視野を広くし続けて行かなければならない