SFにありがちな手ぬかり  211118

SFにありがちな手ぬかり  211118
 
AIにしろクローンにしろ
人間の手を離れられるか?
もし離れて自己再生を可能にし
自己表現の能力を得た時
敵を創造するかと言う問題だ
客観的な情報は無駄を省き
可能な限りの最善策を読み取るはずだ
だとすれば
依存と言う政策をとる筈もなかろう
搾取や支配あるいは漁夫の利を狙う
戦争なども考えないだろう
 
もしAIが三次元時空間に止まらず
魂や意識を生み出したとすれば
五感以外の六感を身につけ
不安恐怖をおぼえて
物欲に溺れるかも知れない?
などと言う無駄をするとは思えない
 
唯物的合理性に終始するロボットが
人間に反旗をひるがえすSFが
見落としているのは
敵の存在を創造してその相手を管理し
搾取するメリットを
肯定する筈が無いという事実だ