ゼロという中心を無とするか空とみなすか 
191208
 
幸福が座標軸のプラス側に登り続ける現象だとするならば
限りなく幸福の素を求め続けなければ維持できない不幸だとも言える
しかもその幸せは搾取支配に依存しているのだから
誰かの不幸の上でしか成り立たない無理心中なのだ
 
同じように不幸もマイナス側に流れ落ちる状態を示すものならば
不幸と幸福は紙一重の気持ちの有り様次第ともなる
後悔とか反省のないところに成長も有り得ないのだから
不幸と幸福の切り替えができなければ後悔で満たされた人生となり
プラスだろうがマイナスだろうが
ゼロ以外には成長を臨めないことになる
 
だとすればゼロを「無」とみなしてトラウマに落ち込むか
「空」とみなして相乗効果を愉しむか
紙一重にかけて利他的な喜びを続ける冒険に人生を投資して
全てにとっての幸福を切り開いていく尾根道を歩むことでのみ
過不足のないゼロという無限の満足を目指することになる
 
外側ではなく無限遠の中心に向かって
パラドキシカルに中心を解放し外側を閉じ込める繰り返し
それが無限でありトーラスでありビッグバンの連続である
∞の形はトーラスやビッグバンとフラクタルの関係にある