プラスマイナスゼロ 200114

プラスマイナスゼロ 200114
 
幸福がプラス側に登り続ける右肩上がりの現象だとするならば
限りなく求め続けなければ維持できない
不幸だともいうことだ
しかもその幸せは搾取支配に依存しているのだから
誰かの不幸を踏み台にしなければ成り立たない矛盾を孕んでいる
 
同じように不幸はマイナス側に流れ落ちる状態を示すものならば
不幸と幸福は紙一重の気のあり方次第だとも言える
後悔とか反省のないところに成長も無いのだけれど
反面教師という切り替えができなければ
後悔のみで満たされた人生となり
プラスだろうがマイナスだろうがゼロ以外に
成長を臨めないことになる
 
だとすればゼロを無とみなしてトラウマに持ち込むか
空として相乗効果を愉しむかの
裏表にかけて利他的な冒険に喜びを見て人生をつぎ込み
幸福感を生み出していく山の尾根を歩むことでのみ
過不足のないゼロを目指せることになる
 
外ではなく無限遠の中心に向かって解放し
外を閉じ込める繰り返し
それが部分と全体による相対性時空間であり
トーラスでありビッグバンなのだろう