流れは点の集合 180503
流れは点の集合 180503
歴史はひたすら今を知り多様化へと向かっている流れ
生命維持装置である肉体は選んで食べて出して寝て産むことの
手段に毎日のほとんどを費やすことから始まる
少しづつ過去の経験を記憶し反芻することで未知を発見し
考えて未来を空想し多くのことに気付いてきた
生き延びる手段を選択して行動を起こすには目的を必要とする
人間を含む生命体の目的は姿形を持つ自分という全体と
相手との関係で見えて来る部分の把握である
この《あなたと私》の相対する関係を私という存在は
一生を掛けて紐解いていくことになる
人生は常に到達点であり無限の旅の途中でもある
この目的を見据えた判断を促す体験の一瞬を今と呼び
結果である過ぎた経験を腐りゆく過去と呼び
見果てぬ夢で描き出した姿を未来と呼ぶ
全ての存在は二つと無いこの出合いの積み重ねで
意識を限りなく多様化させながら集合意識と合流することになる