◎絡み合う2つの本能 160813

◎絡み合う2つの本能 160813
 
本能の一つは衣食住を賄う《日常》という人生の基礎
他方は出合いを選ぶ《非日常》という目的を成す冒険
 
この目的とは大自然である無限性の成り立ちを
肌身で理解するために具現化すること
 
日常は三次元における摩擦界での暮らしを保つ手段で
非日常を支えるベースキャンプとなる
 
生命体の目的は
身繕いをしてエネルギーの補給をするために
補い合って出合いの摩擦と理解の体験で得る知識を
組み合わせて知恵を絞り技術を磨き
無限である全体とつながる意識の視野を広げ深めること
 
生命体の存在を担保している本能とは
日常性と非日常性が相対する関係性のことである
このどちらが欠けても増長しても生命体の機能を発揮できない
日常性が増長すればその分今の行動に干渉して口出しし
未来を暴力的に管理搾取することになり
目的である非日常性の冒険を支えるどころか無視して
梯子を外し日常という手段である社会性の中に閉じこもり
全体を見失いお互いの部分同士が己だけを確保しようとして
大地とお互いの肉体を所有物にして奪い合おうと
手段である物質性の確保に溺れる