楽園 171116

楽園 171116

 
生気を奪い取る利己的な幸せは一時で終わり
休む間もなく奪い続けていなければ
その隙間に棲家を丸ごと不安が襲い
霧に包まれた枯れ木の森にしてしまう
 
生気を与える幸せは花を咲かせ実を付け
生き物を呼び多様に循環して
永遠に解放された楽園となる
 
全能の神の下に何故悪魔がいるのか
福をもたらす神もいれば災いとなる鬼の神もいる
無限に多様な形をした神がいるからこそ
この世は丸く循環しておさまる
 
大事なのはお互いの対等性と自由自在性と
自律を目指して常々切磋琢磨していること
そこには分け合い補い合う愉しみが巡り巡る