唯物教による誘惑の呪い 150607

唯物教による誘惑の呪い 150607
 
相手を騙して依存心をくすぐる集団的価値観の
誘惑の呪いの札が人工物の至る所に貼られている
それをもしも拾ってしまうと心が曇り
意識による判断を狂わせる
 
唯物神の手練手管は実に巧妙で依存搾取をしたい欲のために
全身全霊の力を注ぎ込み邪悪な権利獲得の競争と
ギャンブルという落とし穴を幾重にも重ねて掘り返し
迷路に誘い込むことに集中するが故の目先の損得に溺れて
本心と逆行する無駄な努力で精神を病み心の鏡を曇らせる
 
それは寝起きの悪さ
見通しの効かないだるさ
ズルズルとやる気を削ぐ体の重さ
止めどなく歯切れの悪い物欲しさ
あるいは不安恐怖に怯えて嘘と秘密で逃げまわる
どれを取っても意に反して注がれている負のエネルギーを
吸い込んでいることを意味しているとしか思えない
 
この粘着力が強く反作用を起こす外力にハマって
流されるのも歯向かうのも禁物だ
それより《今》にしかない心に集中して過去から距離を取り
無条件の心で受け止めながら客観的に俯瞰して
見渡せる全てを理解することこそが物欲の陰を消して
幻の障害物を素通しにする唯一の道なのだ
 
一度依存という迷路に落ち込むと
その楽をするという思いとは裏腹に相手の心を
迷わせて奪うための手段に自らが取り憑かれてしまい
循環できない片流れの消費に全神経とエネルギーを
注ぎ込んでいる愚かさに気も付けないほど
見えなくなってしまうのだ
 
それに引き換え不思議なことに自主的に自律へ向かう
生き方を意識とともに素直に選べば相互に補い合う
調和という循環する波に乗ってエネルギーを注ぐほど
流れ込んでくる勇気を得て出合いを選択し
疲れ知らずの冒険を続け未知なる発見の喜びに
満たされて集合意識とつながった自分を見つけることになる