成りたい自分と成っている自分 170908

成りたい自分と成っている自分 
170908
 
今過ぎ去ったばかりの過去を基準にして考えるのは
具象的でとても簡単だから
つい今を通り越して屁っ放り腰に
成りたい自分を夢見てしまい
成りたいと思っている過去の現状に甘んじることになる
 
厳密に今現在という抽象的なゼロ点に立つ自分を
基準にして見れば全てが視野の中に飛び込んでくる
当然今成っている自分がそこに居る筈だから
イメージどころか実感を持っていることが
当たり前の状態なのだ
 
多分無垢の赤子はその無限環境にいるからこそ
善悪も損得も掛け引きもなく自分そのものを
普通のこととして表現する
 
そこでは外目線の社会的価値観に照らし合わせた
媚も照れも恥も優越感も劣等感も選民意識も必要ない
美しいとはこの無垢な姿で解放された視野の広い意識に
反応している感性のことなのだろう