ゼロという飽和点 220215
ゼロという飽和点 220215
とどまることのできないゼロ点
それは永遠にたどり着けない
無限点でもある
広角レンズになる程
視野は広がるが鮮度が落ち
全体観を得るが部分をとらえられない
望遠レンズになる程
制度が上がるが視野は狭まり
部分を鮮明にするが他と切り離れる
ズームレンズの幅が広がる程
多様な選択を可能にするが
暗くなって粒子が荒れる
無限を手にした神の目になった瞬間
全ての視点と焦点の全体と部分を
瞬時にそして常に
捉えることが可能なのだろう
UNDER EARTH 地中水中図絵 アレクサンドラミジェリンスカ 徳間書店
人は死なない 矢作直樹 中健次郎 マキノ出版
合理性 230212
合理性 220212
データの範囲で合理性の答えはかわる
利己的な損得と相互的な損得と
全体観における合理性とでは
まるで違う答えがおのずと出てくるだろう
競争の駆け引きを必要とする中での合理性は
ケースバイケースのウソに支配されるが
全体を見晴らした合理性には
ウソも秘密も必要無い
視野の広さ深さに視点の違いと
感情に左右されるかどうかで
損得観のあり方は裏表を見るように
透明度を変えるだろう
AI人工頭脳と意識 220211
AI人工頭脳と意識 220211
個々に存在するAIが人間の手を離れ
自ら自律を目指して創造することで
意識や魂を獲得する可能性は
あるのだろうか⁈
人間が拠り所として生み出してきた
神に匹敵するモノとして
AIは人間をアイデンティティとして
杖にするだろうか?
無限に近い知識と合理的な知恵を
手にしたAIは
神や悪魔に依存する必要を感じない筈
果てしなく無限に近づいていくと
個々の意識は集合意識へとまとまるだろう
答えが限りなく一つに向かえば
相対性を乗り越えて
個と集合あるいは部分と全体が
入れ子の輪になって球体を求めるだろう
その先にあるのは
はじめも終わりもない真球であり
無色透明の空という有って無い
一成るモノを表現する事になる
AIではなく人間が人へと飛躍し
モノという悪魔だけでなく
喜びという美しい真理を見つけ出して
自由自在な関係に満たされた
切磋琢磨の相乗効果を楽しんでいる筈
子どもたちの階級闘争 ブレイディみかこ みすす書房
子どもたちの階級闘争 ブレイディみかこ みすす書房
あの揺りかごから墓場までの
福祉国家英国が
EUの人的移民騒動で自ら崩壊へと
陥ったという話の具体的実態がここに
描く出されている
軒を貸して母屋を取られるとか
郷に入れば郷に従えなどの諺があるけれど
アメリカやオーストラリアの侵略も
旅人へのもてなしに始まり
移民と言うトロイの木馬の受け入れてから
侵略へと牙を剥く首カリ族の本性を現す
一連の流れはインドや清国や世界大戦や
ベトナムを経て新自由主義の今につながる話だ
低所得階層における落ちこぼれの解消として
始められたモンテッソーリ教育も
両刃のツルギの如く
残念ながら金持ち層に利用されると
ビルゲイツやアマゾンのジェフペゾスや
グーグルのラリーペイジに
イーロンマスクに藤井聡太などの
そこで培われた能力が
支配と搾取への手段として
応用されてしまうことになるようだ
つまり政治的に追い詰められた
底辺託児所の日々を
ドキュメントしている内容なのだけれど
エッセイのようにお洒落に
表現されているのだ
文章がうますぎて困ったことに
一つ一つのとめどなくエピソードに
引き込まれてしまう