ナオキマンのヤバい世界の秘密 日本文芸社

ナオキマンのヤバい世界の秘密

ナオキマンのヤバい世界の秘密 日本文芸社

相変わらず柔らかいタッチで
教科書に載らない情報の伝達をしてくれる
貴重な存在だ
表紙の顔が妙に暗いのが気になったけれど
最後のページでホッとした
QRコードYOUTUBEに飛べるのも良いね

119pからのまとめも良いね
特に122pからの3つの質問で自分を見直せれば
調和を具体的に目指す人生に
入れ替えることも可能だと想う
①自分を愛せていますか?
②「いま」を生きていますか?
③自分の好きなことをしていますか?
どれも簡単なようで奥が深い
なぜなら有限の社会にいながらにして
無限の視野で選択するというパラドックス
クリヤーしなければならないからだ

ひらけオフグリッド サトウチカ フォレスト出版

ひらけ! オフグリッド――電線切ったら、楽しい暮らしが待っていた

ひらけオフグリッド 

サトウチカ フォレスト出版

横浜でマンション暮らしの夫婦が東日本大震災に伴う
福島原発メルトダウンを間近にして思ったことは
肥大化した企業によるインフラに対する
不信感と不安だったようだ
そこで考えたのが都会に居乍らにして
大規模なインフラから自立することで
家庭菜園とソーラ発電付きの一戸建てを建て
フグリットする暮らしだった

この本は当てにならない
政府と東電という大企業への依存から離れる
不安を抱えながらも
自律という冒険を始めて得たものが多岐にわたる
喜びだったことの回想録である

三流の維新一流の江戸 原田伊織 ダイアモンド社

三流の維新 一流の江戸 明治は「徳川近代」の模倣に過ぎない (講談社文庫)

三流の維新 一流の江戸 明治は「徳川近代」の模倣に過ぎない (講談社文庫)

三流の維新一流の江戸 

原田伊織 ダイアモンド社

特に前半に無理があると思った
確かに奥深い家康も江戸の官僚の底力も
250年間に及ぶ太平な政治を取り仕切って来た
視野の広い着物座った精神構造も
ずば抜けていると想うが
徳川慶喜は勝てる相手から
何度も逃げ出してしまったのだから
頭の回転はともかく
自分勝手でお粗末としか言いようがないにも関わらず
原田さんの評価は贔屓の引き倒しとしか思えない

確かに
世間知らずで視野の狭い田舎侍でしかなかった
薩長土肥と公家の下っ端どもの愚かさには
ウンザリさせられる

真球は調和で生まれる 200217

真球は調和で生まれる 
200217
 
無限というトータルは調和の中で浮かび上がり
そこに歪みという有限性が現れるならば
その分作用と反作用の関係によって全てに影響し
同時にどこかで修正されている
 
部分である形を持った個々が自立感を持つことで
あらゆる場面においてお互いを開放し合い
無条件の信頼の中で諸手を広げた調和を生み出す
 
個々の個性が持つ凸凹な役割も
俯瞰した広い視野によって
お互いに喜びを持って補い合い
無色透明の空なる真球を目指すことができる
 
自分という主観丸ごと客観視できれば
人生という冒険にワクワクしながら乗り出せるだろう
個は無限の部分であると同時に
無限の可能性を持った全体として成り立ってもいるのだ

集中と夢中  200214

集中と夢中  200214
 
客観的に向き合う状態を集中と言い
主観的にのめり込んだ姿を夢中と言うらしい
 
喜びで満ちているならば
全体と繋がっている本音に素直であり
心が揺れていれば脇見して視野を狭め
本心を見失っているし
周りが見えていなければ騙されているわけだ
 
心配だったり怖かったりするなら
今現在の自分の立ち位置から遊離して
肉を咥えたイソップの犬のように
無駄に欲をかき浮ついているわけだ

悟りは究極的な損得観  200205

悟りは究極的な損得観  200205
 
利己的な強欲が作用と反作用の関係だと
トータルで理解できれば
結果が自分に跳ね返ることを知り
誰にとっても損の上塗りでしかないことが明白になる
 
問題はモノにこだわるほど
全てが不安であると同時に
メクラ蛇に怖じずと言う落とし穴にハマり
物欲に向かう力で暴走してしまうことだ
 
悟とは時空間が有限的な物質や情や念と
無限的な意識や愛や美の相対関係であることに気づき
有限的な摩擦を体験することで抽象的な空の概念を
具象的に確認する作業なのだろう