善なる答えは多様性 190619

善なる答えは多様性 190619
 
全なる神も現象面に囚われ
一途に盲信した途端に
パラドックスという井の中の
前後不覚に堕ち込み
その善なる盲信による部分感で
その一成る答えが理不尽な悪魔に豹変する
 
堂々巡りの迷路を
迷路とも気付けずに駆け抜ける悪循環
しかしこれもまた
偉大なる具象性による気付きが
反面教師となって
飛躍的な成長をもたらすのだから
如何ともしがたい
 
集いは
利他による棲み分けなのか?
利己による縄張りなのか?
摂取は
部分感による命の奪い合いなのか?
全体観による食物連鎖なのか?
出合いは
切磋琢磨による調和なのか?
競争原理による混沌なのか?
 
有限の中の無限なる大自然
愛なのか?情なのか?
愛情なのか?涙なのか?
捉え難いものである

山窩物語1 三角寛 現代書館

 

山窩物語 (三角寛サンカ選集)

山窩物語 (三角寛サンカ選集)

 

 

山窩物語1 三角寛 現代書館

 

三角寛サンカ選集として

1巻から7巻までにまとまられたもの

2巻から5巻までは小説仕立てである

1巻と6〜7巻は研究の一端を表している

本名は三浦守

日大法科卒後

大正15年に朝日新聞社会部の記者となり

説教強盗事件で山窩と出合い

それ以来山窩の研究や報道から

山窩を主人公にした小説やドキュメントに没頭する

 

三角の情報以外には

国籍もなく放浪の民である山窩についての情報はほとんど無く

今となっては貴重な資料ではあるが

彼の上から目線による理不尽で詐欺的な情報あつめによって

命を落としたり暮らし向きを荒らされ

辛い思いをした山窩の人々が沢山いたことも確かである

と言うか

彼自身が得意げに臆面もなく書いているドキュメントに

あられもなくその内容が晒されているのである

 

しかしここにある実直で確かな生き方を実践する山窩の暮らし振りは

アメリカインディアンやアボリジニにも通じる哲学を持っており

縄文人の暮らし振りを想像し

窺い知ることもできるのではないだろうか

 

彼らの生き様は

日本人が心の奥底に持つ懐の深さや強さや優しさを

再認識して襟を正すチャンスをくれるかもしれない

 

 

環境考古学への招待―発掘からわかる食・トイレ・戦争 (岩波新書)

環境考古学への招待―発掘からわかる食・トイレ・戦争 (岩波新書)

 

 

環境考古学への招待 松井章 岩波新書

 

考古学といえば宝探しの延長であり

遥か有史以前からの貝塚や墓などの遺跡を発掘して

当時の人間がどんな暮らし方をしていたかと

掘り出した証拠となる人工遺物を分析しながら

推測することだったけれど

 

最近では環境全体と絡めた状態を含め

あらゆる分野の学問を巻き込んだ総合的な研究となり

そこには土壌に紛れ込んでいる種子や花粉や寄生虫などの

自然異物からイメージを広げて見通すことも

大事な情報だとしてより視野の広い学問へと成長してきた

 

棲み分けと食物連鎖による集いや社会形態

あるいは

縄張りによる所有意識や弱肉強食と言う対立関係による

差別やイジメや戦争

はては専門畑に分化する縦の学問体系と共に

選民意識を生み出す宗教観などへと広がる総合性によって

横につながる形を生み出して生きた

自分のリミッターをはずす  苫米地英人 ビジネス社

 

自分のリミッターをはずす! ~完全版 変性意識入門

自分のリミッターをはずす! ~完全版 変性意識入門

 

 

自分のリミッターをはずす 

苫米地英人 ビジネス社

 

一番の読みどころは17ページからの

なぜ変性意識状態を自ら操る必要があるのか?だ

 

この世の理不尽な民主という洗脳と奴隷制度から

自分を解放するために

自分をコントロールできることが大事なのだという

 

これは誰もが持つ能力だとも言う

催眠・気功・古武道に通じている技術が

内部情報の書き換えで

自分の本質との出合いを促し

宇宙とつながる気の存在を知ることで

自分らしく生きられるという

苫米地理論が展開されている

 

この流をを薄っすらと知るだけでも

読む価値があると思う

ケインズ派と自由競争(主流)派  190617

ケインズ派と自由競争(主流)派 
190617

 

多勢に無勢の中で
論理を武器にヤクザな三権談合道場に挑む
正義感あふれる三橋貴明さんも
その理論が届かない武力行使である
戦争という競争原理の

飽和点に対しては
止めどなく膨れる抑止力なる暴力に頼らざるを得ないらしい

 

総合的福祉としての提案である
金額以外無条件のベーシックインカムについても
ケインズ派フリードマンの推進によることもあって
認められないようである

 

主流(自由)派については
経済を自然現象だと認めた上で
それを盾にとり
わがままな自由勝手でしかない利己的欲望でしかない競争原理を
自然現象に紛れ込ませているだけだと
見抜いて暴く必要がある

 

ケインズ派は経済の本質を
人間が活きるための手段として存在する自然現象だと捉えずに
経済を人間が支配する世界としてコントロールできる場だとする
この視野の狭さが招く
自然界の総意によるブーメラン現象のパラドックスを解決できず
最後は武力に頼る抑止力に逃げ込んでごまかしている

 

矛盾でしかない軍隊を放棄しているコスタリカの現状を見よう
答えの方向が見えてくるだろう

 

https://www.youtube.com/watch?v=Gw4MoxSL5Pw

 

僕にもできた! 国会議員 (単行本)

僕にもできた! 国会議員 (単行本)

 

 

僕にもできた国会議員 

山本太郎 雨宮処凛 筑摩書房

 

〜泣けるほどに面白い〜

ショックハゲができたり

ストレス肥満になったりしてたあの頃を

絵に描いたように飲み込めると同時に

涙があふれてしょうがない

 

しかも

10分前には死にたいと思うような中

尽きることのない利他と言う目的を持ち

一人でも行政の一端を動かせる現実に触れ

乗り越えてきた今の太郎さんを目の前にして

感動の涙に喜びが湧き上がる

 

それを支えながらも背中を押し続けてきた

鬼のようなスタッフの存在にも頭が下がる

この意識の連帯が固まったり

タルンだりしないことを祈る思いで

私も遠くから臨機応変に繋がりながら

勇気をもらって

自分を育て上げていきたいと改めて思う

 

職業化したプロと言われる縄張り争いの

損得勘定にまみれている目に見えない

ヤクザな迷路の中に飛び込み

前後もわからないモヤを正義感だけでモガき

掻き分ける素人丸出しを笑われながらも

たちまちその得体の知れない外国語を身に着け

多勢を相手に無勢で対等以上に立ち回る

恥も外聞も打ち捨てた後ろ姿に惚れ込み

捨てるものを持たない丸腰の強さを

再認識させてもらう

権利と義務と責任と心 190614

権利と義務と責任と心 190614
 
神にしかできない
権利と義務と責任を
同時に押し並べて統合する一成る心
 
この心に神を内在させることでのみ
全てが対等で自由自在な調和のとれた
集いを可能にする
 
自然界の食物連鎖と棲み分けと無限の多様性は
集合意識における無意識のタマモノである
この抽象的な無意識を
嘘も秘密もないテレパシーによって
具象的な有意識に育て上げるのが
人間の使命であり楽しい冒険なのだ
 
有無を言わせぬ《空》を悟るとは
人間が摩擦界の体験によって人という仏や神に
成り上がっていくプロセスのなのかもしれない