消費と生産  210815

消費と生産  210815
 
個々の状況で考えれば
部分的な消費のみで偏ったとしても
無理な矛盾をきたさないが
部分が群れて消費ばかりに
流れ込んだ状態に気付いたら
渦が起こって分離してしまい
その大きくなった部分を一つの全体として
俯瞰することになる
そこでは無限領域を垣間見て
矛盾をリアルに感じることになる筈だし
その先に真球という無限の正体を
思い描くことすらできる
創るという生産は常に過不足のない
壊すという消費を伴うことを見るだろう
無駄使いは調和した真球を歪め
摩擦界に姿形を持った存在としての
自分を確認することだろう
こうした体験の連続で意識を磨きだし
より無色透明な真球を描き出していくのだろう
茶道や弓道を通して研ぎ澄ます
紙一重の精神もここにあるのだろう