始めに矛盾有りき 181205

始めに矛盾有りき 181205
 
相対関係なくして一成る存在さえ成り立たない
有限界なしに無限を意識することは無理だろう
有限故の摩擦を持った相対性時空間のパラドックスにおいて
一成る完璧な真球を創造できる
それは有るでもなく無しでもない《空》という
無色透明である存在の素なのだろう
一成る全体の一部である人間が真球そのものにはなれない
どこまでも凸凹を補い合うか奪い合って
丸に近付こうとすることによって
一成る全体を集合意識としてあるいは所有物として
生み出そうとしているのではないだろうか