戦のねだん   日本史財政学研究所

 

 

戦のねだん
日本史財政学研究所 COZSMIC MOOK

互いの思惑が崩れて集いに損得と言う
目先だけの利己的な駆け引きが現れると
奪い合いが始まる
それを時代や環境を超えて客観視するには
金の動きで確認するのが最適だろう

視点が変われば見える物も変わる
余剰生産物ができると奪い合いが始まる
日本で言えば史実の残る
ヤマト政権の古墳時代から見えてくる

変化することで成長していく自然の摂理
それを壊すことで太ろうとする物欲社会の姿を
金の流れで見ると
損して得取れ的な滑稽さを浮き彫りにすることができる
それにしても手段でしかないはずの経済を
理解することが物質世界にいおいて
この上なく重要だとわかる
この本によって
大きな視野で金の動きを見通す者が
天下を制していく姿を目の当たりにできる

手段である衣食住の確立を得た上で
目指すべき方向は何だろうかと言うのが
今後の課題だ
丁度この過渡期でパニクっているのが
私たちだと言うことになる