悪事の棲み家 200805

悪事の棲み家 200805
 
無駄に赤潮を発生させた淀みの中で
ズルを決め込んだマッチポンプに命がけで精出し
世界中を共食いの恐怖に落とし込む人々
彼らは誰に脅されたり媚たりしているのか?
それとも迷った己自身に怯えているのか?
それさえわからず冒険を夢見ながら
暴力に甘えた八つ当たりで慰めている日々
 
いや
この世に敵も味方もない
そこには中心を離れて外に夢を求める依存心が作り出す
巨大化したシステムという恐怖のモンスターが
支配している得体のしれない世界がはびこっている
その組織というオバケを操っているつもりの影の支配者も
結局手の付けようがなくなったシステムが膨張していく流れに
飲み込まれながら縄張りという偽物の子宮に依存した大人子供が
羽ばたきたくてもあらがえずに従っているのだ
 
私達はこの反面教師に学び
大は小を兼ねないと肝に銘じるべきなのだ
一人ひとりを尊重し合ってこそ家族があり
家族を大事にし合ってこそ村が機能し
村が豊かであってこそ社会が腐らずに
満遍なく清く流れ巡り巡るのだと気付こう
お互いの存在を恐れずに認め合ってこそ
信頼を生み出し切磋琢磨による冒険で相互の成長をたのしめる
そこでは調和という無限の愛や美を
目指す目的として垣間見ることができるだろう