科学信仰がつくる明暗 160827

科学信仰がつくる明暗 160827
 
永遠に完全ではありえない科学の進歩がつくりだす
反作用で浮かび出す暗闇の不安恐怖
未知なる大自然を解き明かして
この世を明るくすればするだけ
支配と所有の向こうに底なしのクレパスが口を開き
明日という未来や死を恐れ忌み嫌い
自らに苛立ち気色ばんでパニクって
嘘をついて力尽くで見て見ぬ振りをする
 
何故か科学と引き換えに
自分の今を選択して五分五分の冒険を
楽しめなくなっている非弱なっている人間が
科学信仰にも盲信できずに
さりとて自律を目指すこともできずに群れ競い
利己に陥り過去への物欲に依存してしまう
縄張りという格差による恐怖世界で
相手に依存し搾取と支配の地獄から抜け出せず
強欲で楽を求めるためにキュウキュウとして
本末転倒だと知りながらもお互いを
理不尽に追い詰め合っている
 
嘘や秘密による過去の利権に対する依存搾取支配から
自らを解放すればいいだけだという
バカバカしいほどに分かり切っている答えがあるのに
視野の狭い他力から抜け出して
自律を目指してお互いの自在性と対等性を取り戻す
チャンスをつかむキッカケを見いだせない
この堂々巡りの愚かさの要はどこにあるのだろうか