すぎたるは及ばざるが如く 200229

すぎたるは及ばざるが如く 200229
 
処理できない圧倒的な力に出合うとき
心に映るは永遠の彼方であり
ありがたいことに
目の前のピントが合うこともなく
重力場も薄まる
涙もにじまず我に返ることもなく
客観的に時がゆっくりとスローモーションで過ぎていく
 
理解の及ばない理不尽なイジメや自虐と向き合うとき
目を覆う影のない二次元世界が果てしなく広がるばかり
ありがたいことに
音も動きも消えて
宙に舞う羽衣のように遠くを見つめる自分を見る
 
無限に広がる中心点からの展望に
有限界でえた知識と技を持ってのぞめば
ディテールを伴う具象的な目線で
無限を表現することに挑めるだろう