ロマン 190724

ロマン 190724
 
凸凹の姿形を持つ人間は
抽象的な完全なる真球を悟った具象的な存在を求めて
相対するこの世の具象界を冒険しながら
永遠なる経験を積み重ねて行く者である
 
この旅にはあらゆる迷路となった地獄のいとなみを
超えていくプロセスがある
この全体像を描けていれば
部分部分をクリヤーして行く体験を愉しめる
しかし
見えない前方に怯えてしまうと
重たい不安恐怖で心がスクミ
多様な金の卵を産み続ける鶏を
強欲に溺れた手が殺してしまう
相対する割符を失ったオスは
歩むべき道を失い餓死することになる
 
無限の旅はすべてを経験し続ける旅であるから
これも成長するための大事なプロセスなのだろう
だとすれば永遠に広がるロマンの旅にすればいい