◎歪みと相対する素直 180117

◎歪みと相対する素直 180117
 
歪みは凸と凹の二つの中心点を持つ楕円になるか
凸と凹が一対に相対する二形態になる
素直は水の表面張力のように
迷わず一つの中心点を持つ球体へと向う
 
有形物質に完全な球を求めることはできず
もしもあるとすれば有に相対する無だと言えそうだが
この世である相対という発想自体がすでに分離を現し
カガミのような有限性の時空間を意味するので
真球は無時間無空間の無時空にしかありえないことになる
 
即物的な有限世界
つまり生命における形ある肉体に向き合う姿形のない
意識体と呼ばれているモノこそが真球なのかもしれない
陰を伴う肉体が棲む摩擦界で磨き出す意識の透明度が
肉体にフィードバックされてその視野が広がると
元の肉体が更に体験を深めることで
意識の透明度を螺旋状に上げていく
 
方や歪むことで成り立つ有限界は
凸という積極的に今を未来に向けて踏み出す冒険による体験で
知識を得て力をつける左脳の存在感を目指す♂的要素と
凹という立ち止まって咀嚼し知識を意識に熟成させることで
意識を司る右脳を磨き出す♀的要素に分かれて相対する
 
この相対するそれぞれにも競い争う対立へ向う関係性と
切磋琢磨する調和の関係を目指す二系統がある
対立は嘘と秘密によるって相手の上前をはねる
依存心と不安恐怖を作り出し
調和は信頼によって情報を持ち寄り
再分配による安全安心を確保するが
それも冒険なしに持続することができない
 
どこまで意識を広げてもディテールを切り取って見ても
視野の狭い利己的な依存と距離を置いた他力的な補い合いの
相対する関係はそれぞれのスタンスで
金太郎飴のようにそれなりの存在を決め込んでいるのだろう
 
これも又片側からの目線による発見に過ぎないのである