主権在民? 171029

主権在民 171029
 
民主主義を唱えるならば
調和の集いとか信頼関係と理解するべきだろう
民主主義は主張するものでなく
自らの選択による実行でなければならない
 
権利や権限を主張してしまえば
その時点で闇を挟んだ暴力的な対立関係を作り
学びのない元の木阿弥に陥る
 
人の上にも下にも人をつくらず
民による民のための政治を求めるならば
過去に依存して未来を搾取するべきでないし
今現在を中心として俯瞰し
過去も未来も視野に入れた深く高く広い意識を
互いに切磋琢磨することで無限の真理を理解し
学んでいくことなのだろう
 
この摩擦に満ちた有限の世が
無限に多様である部分の集合で成り立つ
パラドキシカルな相対性であることをわきまえ
カガミとなる相手の存在によって己を知り
自律を目指し集うことで全体観を養うことを選択するか
はたまた反面教師となる嘘と秘密にまみれた対立関係で
競い争う物質環境に特化する体験を選ぶか
どちらにしても具象的なディテールと抽象的な綜合観の
両輪によって補い合いながら
部分でもあり全体でもある一人一人の存在を磨きだし
死という未知なる冒険に備えて
無限のこの世を紐解いていくことが人生なのだろう
 
有限とは白黒を鮮明にさせた
過去から未来へ向う直線のことであり
無限とは今というバランス点の瞬間に立つ
混沌なる循環のことである