感情 171003

感情 171003
 
個がその場その場の選択に対して
過去に執着しがちなのは
五感のうちで最も具象的で一般化されやすい
音を媒介とする言語情報であり
最終的に情報量が大きいのは
過去の経験に裏付けられる臭覚そして味覚
更には触覚の順で最も抽象的で個人的な
要素の強い視覚情報となる
 
外的要因で視界に影響するのも過去の情報であるし
外目線に飛び込んでくるのも過去における
強い情報ほど優先される
それは知識を通して個意識に迷い込んだ人間が
力関係による社会的秩序を司る左脳に支配され安いからでもある
 
視野の広さから得る客観性や理性は管理に陥った社会性を俯瞰する
全体観を得やすい個人的な感覚ほど多様な気付きによって
ゆらぎの少ない判断を導き出せるだろう
 
これは右脳が五感を統合して捉える大掴みの情報である
ディテールと全体像の両方が信頼関係にある調和を目指した時
個の意識が集合意識と繋がって無限の中で
部分でありながら自律を目指す冒険の旅を意識するだろう
 
こうした体験を重ねることで喜怒哀楽にさまよう魂が
個の個性をシナヤカに連鎖させた入れ子状態のトーラスを
描き出すに違いない
この摩擦会におけるバーチャル体験こそが
無限である空が成長するためのカラクリなのであろうか