溺愛 160815
 
溺愛がもたらす危険性
かわいさ余って憎さ百倍
良かれと思う干渉が信頼を壊す
小さな親切大きなお世話
ありがた迷惑
ストーカー
 
情に偏ると自分本位で状況次第の
好き嫌いが激しくなる
母性愛が大きくなると情が平らになって
広く面倒見の良い客観的な愛に近づき
相手本意の距離感になって行く
 
父性性はより視野を広くして
更に客観的で相手から距離を保つ情の薄い愛である
 
愛は物欲を離れて意識による無限性であって
情は社会性を持った価値観による有限性である
 
形ある生物は精神的な愛と
肉体的な情を相対させた摩擦の中にあって
その対立と調和の関係による
出合いの選択によって体験と知識を得
無限の一部分を学び取り
一歩一歩具現化していくことをたのしむ冒険家である
 
選ぶとは五分五分の冒険を決断することで
どちらかの半分を諦めることであり
欲張りは即物性に右と左の両方共欲しくて選べずに
無駄に奪い合うことを言う
差別も溺愛も自分勝手も背伸びした視野の狭さからくる
欲に翻弄されている状態である