知の逆転・六人へのインタビュー
吉成真由美編
NHK吉成さんによると
ジャレド・ダイアモンド人生に意味などなく生命は存在するというだけと言い
楽観的に多様な価値観と美意識を受け入れる
ノーム・チョムスキー普遍文法を提唱する
言語学者にして政治経済あらゆることに深く客観的に通じている
自由(市場)では第三者を考慮せず環境汚染などの損害を計算から度外視しているから
資本主
義体制のもとでは政府による規制と介入が必要に成らざるをえない
オリバー・サックス
教師と生徒の前向きな関係と中身に対する情熱が教育にあるべき姿だという
音楽は言語より先に脳に入り長く残りダンスできるのは人間だけだと言う
マービン・
ミンスキー
PCは入力された単語を拾い集めるだけで関係性を理解することは出来ない
エンターテイメント的なロボットより日常生活に添えるロボットを目指さる社会であるべき
トム・レイトン
サイバー戦争を語りネットが世界をダイナミックに変えるか
好奇心とやる気が人生をはなやかにする語る
ジェームズ・ワトソン
革新的なアイディアは個人から出るものだから組織は常識という気配りを持ち込み
個々を縛ることに溺れず知識や理性よりも情熱が大事だと言い
尊厳死が認められるのも時間の問題だと断言する
それぞれに経験も違い視野の方向も巾も違う故にその見解も様々である
それでも宗教については全員が否定することもなく
無宗教であるか依存することのない生き方を選んでいる
コレが彼ら現代最高峰の知性が語る未来へのテーマ
知識から意識への返還こそが生命の大河だろう
その中で今人間が直面しているのは
核エネルギーとどう付き合うか
資本主義からどう脱皮するか
人生をどう消化するか
インターネットによる情報の洪水をどう受け止めるか
個性を尊重する
尊厳死か組織を優先する利権にまみれうか
拠り所とはけ口を何処に求めるのか・・・
あとがきにダイジェストされている一人ひとりの姿を先に見れば
インタビューを理解しやすいだろう