個と群と社会  210901

個と群と社会  210901
 
個とは集団の一単位を意味する部分
群とは部分が集まる全体という環境
社会とは群が一つの秩序を成す状態
更に国家となった中央集権社会の全てを束ねて
一成る依存搾取支配組織を求める
 
例えば
恋愛と同棲と結婚の関係
そこには
何らかの意思を持った意識が働いて
無限と関わりながらの有限界における
入れ子になった集いの濃度の違いがある
恋愛は個々の自由自在な関係
同棲はお互いの違いを受け入れる群れの単位
結婚は秩序だった社会に参加する一つの単位
 
例えば
コロイド状の素粒子が集まって原子になり
原子から分子となり形あるモノへと膨らむ過程で
意識の働きがある
人間で例えるならば
分子が集うことで組織だった細胞となり
細胞が集うことで一人の人間を目指し
機能別に分業した部位を構成して人間となる
 
更に相手と出合うことで切磋琢磨により視野を広げ
自律を目指してお互いに成長したり
競争して勝ち抜くことで
依存組織をピラミッド状に固めたりと
物欲を求めたり精神性を目指して冒険を続ける

ゆるぎのない幸せ 210830

ゆるぎのない幸せ 210830
 
お互いを見渡せる関係では
自分が幸福であることで相手の幸福を包み込み
相手の幸福が自分の幸福を支えてくれる
 
お互いが薄れた中央集権社会になると利己的になり
相手を犠牲にした自分だけの幸福が
常に逆転の恐れを抱えて不安と恐怖を伴い
自分を犠牲にした相手の幸福は
依存と従属で成り立つ危うい関係でしかなくなる
 
切磋琢磨による信頼関係は調和を目指す
相乗効果によってお互いの幸福感を支え合えるけれど
隙を狙い合う競争関係は相手の不幸で
成り立つ悦びに過ぎず
嘘で固めた不協和音に陥る

俳句は詩か⁉️  210830

俳句は詩か⁉️  210830
 
知的ゲームとなって世界に蔓延した俳句
そこではルールが幅を利かせ
洗練することはあっても
自由詩としての泥臭いあるがままを必要としない
 
俳句の元となった雅な和歌も知的遊びだったし
連歌という中で決まりごともあった
そえでもお飼い殺しの故か
日常の揺れ動く具象的な心が忍ばれる

愛という全てと情という部分 210824

愛という全てと情という部分 210824
 
愛は情を以ってそれを理解し
情は愛を以って己を知る
愛情はこの世の二元性を以って相対関係にあり
お互いに競い争うことなく
切磋琢磨による相乗効果を得て
互いに成長することを目的としている
無と有から空を生み出すのがこの世の摩擦界

神とは何者か⁈ 210824

神とは何者か⁈ 210824
 
どんな存在を神として選ぶべきなのだろうか?
それとも天地創造をした唯一の存在がいるのだろうか?
もし居たとしても全ての部分でしかない私たちの五感で
とらえられるとは思えないし
神という本能に流されていれば良いことになる
 
神仏は
アイデンティティーとして為政者が作り出したモノなのか?
個たる己を追求して辿り着いた踊り場なのか?
部分と全体の関係を解き明かして行く過程のモノなのか?
 
神とは姿形のある個性的な歪んだモノなのか?
歪みのない無色透明の真理とでも呼ぶべき真球なのか?
私たち個々の存在が描き出しているモノだとすれば
つまり私の中心をなす点となる
だとすれば神は外に求める存在でなく
その都度無限なる自分の中心を求めて
刻々に判断しながら集い
切磋琢磨して活きて行くことではないのか?

死  210822

 210822
 
外的環境なのか?
内的要素なのか?
不健康な現実に晒されている
よそ者の自分を俯瞰するだけで
どうすることもできない
そんな迷える自分を観察できるこの世に
幸福を覚えるべきなのかもしれないが
日々の思考すら外気の蒸し暑さの中を
稲光とセミの声に溶け込んでボヤけてしまう
只々うっすらと眠いだけである