選民という浅知恵 180303

選民という浅知恵 180303
 
国際銀行金融組織は自由と平等を謳い上げることで
相手の自由と平等を逆手に取る暴力で支配力を手に入れた
利己的な利権を生み出す唯物資本主義を
グローバリズムとして確立する
 
その結果として一般人の自由と平等を
警察と軍隊の武力で裏打ちされた合法性によって
理不尽に奪い取ることに成功する
これらは嘘と秘密と暴力による
詐欺と殺しと餌と脅しによる強奪を正当化する
 
大自然の信頼と調和による多様性から成る法則に
逆らう欺瞞で存在を示す
したがってこの社会は常に
大自然の反作用に晒されることになる
その作用は人々の視野を狭め共食い行為として現れ
自滅への選択として人々をもって墓穴を掘らしめている

世界を騙し続けた詐欺経済学原論 天野統康 ヒカルランド

世界を騙し続けた詐欺経済学原論 
天野統康 ヒカルランド
 
題名に似合わず
とても客観的に広い視野で書かれた
すべての人が読むに値する本である
この本を読むことで
新しい発見も気付きも確信も得た
 
経済の本質は生命にとっての手段でしかなく
政治を巻き込んで目的にしている有史以来の人間社会は
自然界の法則に逆らうものだという
私の考えの裏付けにもなった
 

ゼロの創造から 180302

ゼロの創造から 180302
 
1の延長上にあるのが
プラス2とマイナス1でなく
プラス2と0だという認識は
すべての学問に新たな無限という抽象性を与えた
 
プラス側にもマイナス側にも限りなく広がり続けるばかりで
無限の概念を発見することはできない
しかしその要である中心点をイメージすることで
無限という抽象的な混沌に具象的な存在感すらもたらした
 
有限というこの世に対して無限というあの世を
イメージすることを可能にしたと同時に
この相対の世に一成る答えの存在があり得ないことを
数学的に証明した
 
有限界の誕生という発生と
その向こう側との間には限りなく深い溝がある
振り子の頂点は一見二つあるように見えるけれども
螺旋で考えれば無数に繰り返されていることが見えて来る
無限の連鎖が有限であって
それを切り取った瞬間に無限性を垣間見ることができる
このパラドキシカルな関係が私達の棲家なのだ
 

エフゲニー・オネーギン チャイコフスキー ロシアオペラ

エフゲニー・オネーギン チャイコフスキー ロシアオペラ
 
チャイコフスキーはこの作品を
オペラと呼ばずに抒情的場面と名付けて
小劇場で演ずる事にこだわって制作したという
初演もあえて大きなボリショイ劇場を避けて
隣りにある小さなマールイ劇場を選んだという
 
決闘で命を落としたプーシキンの原作をオペラ化
チャイコフスキーは同性愛者であったが
タティアナの人間性の惚れ込んで
題名もタティアナにしたいと考えたともいう
 
こうした背景から生まれた愛憎問題を
表現していると考えれば
同性愛の友情から決闘へ流れるストーリーも
オネーギンのネジレた愛憎も
イントロの不安げなメロディーも
タティアナの誇りと勇気ある理性も
理解しやすくなる
 
何と言ってもリチャードハドソン
舞台美術も衣装もヘアースタイルもすばらしい

魔笛 モーツアルト ドイツオペラ

魔笛 モーツアルト ドイツオペラ
 
154分
とある国の王子が誘拐された姫を救いに行く冒険談に
ブッファ的な道化役の鳥刺しが影の主役となって盛り上げる
その後第二幕で善悪が入れ替わり男どもの修業の場となる
誘惑に負けない沈黙を守るフリーメイソン流の旅が始まる
最後には王子のタミーノと姫のタミーナが結ばれ
鳥刺しのパパゲーノとパパゲーナが結ばれて
めでたしめでたしのお話
 
子供も愉しめる構成なので
子供の劇に作り変えられた児童劇もある

皇帝ティートの慈悲 モーツアルト オペラ

 

これも宝塚のように
一部分で女を男役で使うオペラ
歌舞伎も阿国歌舞伎が始まりで
今では能のように男だけの舞台を作り上げた
何故世界中にわざわざ男女を入れ替えた
舞台表現が多々あるのだろうか?
ボーイソプラノへの執着を含めて
セックスの強欲と傲慢さは
余剰生産物が故なのだろうか?!
あるいは客観的な表現を求めたのだろうか?
少年の潔癖さと正義感を表現するために
主人公のセストを男装の男役として起用したのか?

床までが斜めに傾いた奇抜な舞台装置が
何を意味しようとしてるのか理解できないが
三角関係の連鎖の表現かもしれない
又は歪んで先の見えない愚かな時代を
からかっているのかもしれない

指輪などの小道具も
意図しての物なのか判断に苦しむ

それにしてもいつの時代にも
このティート皇帝のように
視野の広い全体観を持つ人が居る一方で
地位とか上下関係とかが
幸福と結びつく価値観の視野の狭さを
私たちは残念ながら
今もって増殖しているようですらある

慈悲と愛と情と
視野の広い調和と狭い強欲と無私の信頼と
選ぶのは私達一人一人の意識

セルセ ヘンデル ドイツオペラ

セルセ ヘンデル ドイツオペラ
 
指揮棒を使わずチェンバロを弾く指揮者
ソプラノに変成した男性歌手が
主役のペルシャ王を演ずる喜歌劇?
魅力のある歌手は片思いで終わる妹役一人