嵐を呼ぶ少女とよばれて 菱山南帆子 はるか書房

 

 


嵐を呼ぶ少女とよばれて
 菱山南帆子 はるか書房
市民運動という生きかた

父は建設関係の仕事をし母は福祉や社会問題に携わる生きかたをしている家庭の一人っ子として生まれ
小さい頃から母に連れられてろうわの人々の集会に出入りしている内の手話を覚え
デモにも参加していた環境もあってなのだろう
小学校5年で担任の差別発言に抗議をして
ついには机をローかに持ち出して仲間とストライキをしたかと思うと
卒業生を送り出す式で君が代を歌わされることに違和感を感じ
一人着席して沈黙を守り通したという強者である
お仕着せの公立中学がいやで反対する父を説得し
遠方の和光学園鶴川校を探し出して入学し
そこでイラク戦争に遭遇して学業をそっちのけで
市民運動に乗り出す中で60年70年安保反対運動以来の
年配の運動家に囲まれて育つ
その後911や311を体験することで益々社会運動にのめり込むが
高校卒業時に介護の学校を選び
それ以後福祉施設で働きながら
憲法改悪市民連絡会」と
「戦争させない9条こわすな総がかり行動実行委員会」の
メンバーとして活動を続けながら
「街中民主主義」をとなえ「街宣文化」の普及を目指しているという
つまり
日々の暮らしに根ざした活動を中心にして
民主主義の何たるかを考え切磋琢磨する中で
お互いに成長していこうという社会を目指しているのだろうか