杜子春 (角川文庫)

杜子春

杜子春 芥川龍之介 角川文庫

久々の杜子春
きれいな日本語にホッとしながら
さっぱりとした物語に
いっとき素の自分になれたように
世間のシガラミを忘れることができた

改めて考えれば
嘘なく暮らすことができれば
何よりだということを想うが
それこそが永遠にありえない道のりだとも知る
芥川龍之介ですら夢の又夢でしかなかった
目指すべき目標だったのだろうから