二兎を追う者は一兎も得ず 180916

二兎を追う者は一兎も得ず 
180916
 
我を忘れて逃げ切ることに徹した者は
負けることがないから
意味もなく勝ち残るが
それに気付いた時に足を踏み外す
 
相手がいると勝つことに専念するのが
難しくなるから
気が散って二兎を追うことになり
それに気付いた時に意味もなく腰砕けとなる
 
理想を掲げた者は
眼の前に集中できないから
狙われていることに気づけたとしても
二足のわらじは二人三脚の如くに
手も足も出せずモガクことになる
 
暴力に魅せられた者ほど
手段も目的も選ばずに挑めるから
怖いものがなく立ち続けることができるが
挑む相手を見失った時に自滅する
 
外に気を散らさずに今を選択し続ける者こそが
相手を飲み込んで中心を目指せるから
果てしなく自らを成長させ続けることができる
一成る体感を得ている者ほど
自由自在でクジケルことのない者はない