アルゴリズムが私を決める  ジョンチェニー 日経BP社

アルゴリズムが私を決める 

ジョンチェニー 日経BP

 

巨大企業となったGoogleはネット参加の全ての個人の情報を

アルゴリズムで処理した上で個人や常識を無視した決定的なデーター上の人格を

あるいはデーター上のアイデンティティーを有無を言わせずにはじき出す

性癖から性別や年齢すら社会通念を無視した決定打として

数に物を言わせて押し付ける

まさに理不尽な暴力行為と言えるものだがお構いなしに正解として

問答無用がまかり通り常識となり欠席裁判がこの世の答えとなる

 

即物的な次元で考えればYESとNOの積み重ねが無限大に近づくほど

統計的に正確さを増すと言えるのだろうが

ネットで日々配信される情報を駆使してすら一般的に男で通用している人間を

女として決定的な判断をされかねないし

ある日突然にデーター上のテロリストに祭り上げられて狙撃されるかも知れないのだ

まさに神の一言のような話である

 

大容量のデーターを抑えたものが神として振る舞うことになるのだ

すでにGoogleとかyahoo とかfacebookなどが影の支配者として君臨しているのである

数の論理が覆るまではこの状態が続くのだろう

私とは誰なのかを決めるのはアルゴリズムなのであり

それを管理する組織なのである

アラジンのランプがアルゴリズムであり

そのご主人様がアルゴリズムを撫でて魔神を操るのである