◎可塑性 170710

◎可塑性 170710
 
糠に釘でも暖簾に腕押しでもなく
濡れた砂のようにカタクナに
反応することもなく
水のように跡形もなく流れてしまうことでもなく
 
適度に水を含む粘土のように
圧力に対して程よく受け止め
作用に反作用を起こすこともなく
ゴムのように跳ね返すことの少ない
あたかも調和点を維持するかのような
状態を可塑性と呼ぶ
 
振り子の頂点の折り返し地点のように
真空状態の無重力感
これから迎える新しい意識の時代に飛躍するには
大事な要素となるはずだ
 
凸凹の人と人が過不足のない摩擦で出合うためにも
全ての人が身につけなければならない全体感であり
洗練された視野の広い資質だろう