対等性と食物連鎖 170620

対等性と食物連鎖 170620
 
食うか食われるかの中で
生命同士が対立することなく
共生する対等な関係を創ることは
意識の領域に入り込むことであり
調和を成しているこの世の全てを
自分の一部として受け入れられなければ
不可能だろう
 
有限である物質界をその部分としての小さな個が
お互いに限りなく一つのパイを奪い合うのか
お互いに過不足なく棲み分けることで補い合うのか
これも又奪うという自分の行為が自分の足を掬う
パラドックスを生み出すことになるのか
補い合うことで相乗効果が起こり
調和という無限の循環を得るのか
この未知なる選択は井の中の安心に閉じ籠もるか
大海に広い視野による喜びを求めるのかの
どちらにしても紙一重の冒険に違いない
同じ冒険なら嘘で埋める不毛の暴力沙汰よりも
未知なる可能性のある共生の方が愉しそうでないか